2007.9.23 スカイアクアリウム @六本木ヒルズ
2013.1月の「アートアクアリウム」に関して、
5年半前の企画を振り返りレビュー。
六本木ヒルズ(森美術館)で「ル・コルビュジエ展」をやっているとのことで、
それを目当てに足を運んだところ、展望階では「スカイアクアリウム」を展示していた。
(注)当時の装備はまだEOS 40D。
レンズもLレンズではないため描写が鈍い。
六本木ヒルズでベンチャーベンチャー。
今どうしてるか 知らんがな。
時代はテレビ。
スマホ普及も少々鈍い頃であった。
東京に来たのは鎌倉見物のためでしたが、結局は都心部を徘徊することで
満足を得るんでした。
よく見たらバニーガールじゃなかった。
ガラケーが生命線だったのだ。
ガラという認識もなかった。
私はレッドブルでドーピングを行い気炎を上げていた。
日本がテレビで賑っていた頃でもあります。亀山第2工場稼働、サムスン追い上げなど、熱い時代でした。
「薄型テレビの世界は、液晶方式はフルハイビジョンの低価格化が進み、プラズマ方式は映画画質にこだわった」ことが2007年の締めくくりとして「All about」のテレビフォームで大橋 伸太郎氏が締め括っていました。
ヒルズのオフィスには例のコムスンの名。
親会社のグッドウィル・グループの折口雅博についていろいろと黒い話が聞かれるようになった。
英会話教室のNOVA、食肉製造加工業社ミートボールの問題も続き、わけのわからない年であった。
輝いていた。
お目当てはこれ。
ル・コルビュジエ。
特に詳しいわけでもないが、建築は興味があった。
ヒルズ名物、通称脳波。
( ゚〜゚ )ノ ビ
入館します。
この時点でも私まだアクアリウムについてピンときていない。
十五夜の月見に合わせた展示となっていた。
でました、「スカイアクアリウム」。
2013年に繋がる壮大な花魁的金魚世界は、ここから始まった。
地味くね!??
そうかなり普通な。
「ヒルズの展望階に水槽を持ってきた」「だけ」と言えばそれまでのような展示。
超高層ビルの上で、ビル街を見下ろして魚を撮るというのは未体験だったので、それは面白かった。
2007年と2013年を比較して、
プロデューサー木村英智氏の、その後の努力や試行錯誤の積み重ねを感じました。
『「アート」「デザイン」「インテリア」と自身がライフワークとして追及している「アクアリウム」を融合させるアクアリストの第一人者。変幻自在な水槽デザイン、ハイレベルな水質調整、知り尽くした生体管理と組み合わされる「アートアクアリウム」という独自の分野を確立させ、アクアリウムを用いて美術館でアートとして有料展覧会を開く唯一の存在となる。』
(アートアクアリウム公式サイト:木村英智氏について)
張り出されている写真や、会場全体を見ても、木村氏の路線はこの時点では、
普通にインテリアコーディネーターとしてのアクアリスト、という範疇に留まっていたように感じる。
そして私の記憶と写真はここで唐突に終わっている。
なぜだ。
展示はこれだけではない。
実はこのとき既に、2013年でもトリを飾った巨大金魚鉢「花魁」は登場している。
以後のアクアリウムイベントで目玉となる、例の千匹金魚鉢だ。
考えられることとして、
? 本気度の高い展示は、撮影禁止ゾーンだったので、見たけど一切記憶に残っていない
? 〃 別途有料だったのでスルーした
どちらの可能性も高い。
だが田中律子のブログで、開催前のお披露目会に行ったが、核心部は撮影禁止だったとの記述があった。
この時代はまだ「撮影」=著作権やフラッシュマナーの問題が大きかったようだ。
今ではSNS、Twitterでの拡散による集客効果が織り込み済みであるが
自由度が上がったのは本当に最近のことのようだ。
そんなわけでル・コルビュジエ展は面白かったです。
大がかりなコンペは出せども出せども負けており、意外と
上手く受注できた企画の方が少ないということが印象的だった。