nekoSLASH_記録編(日常・登山)

『nekoSLASH』分家。日常、登山、廃墟、珍スポットの記録集。

2011.1/30_竹田城跡(冬季・雪あり)

2011.1/30_竹田城跡(冬季・雪あり)

唐突に竹田城跡に行ってきました。
「日本のマチュピチュ」との呼び名も耳にした方は多いかと思います。
山の上に残った城跡が階段状に続き、草を生やした段々構造が古代遺跡を彷彿とさせるのです。

 

※この時はまだインスタ映えとかそういう流行がなかったので、誰もこんな城跡に興味がなく、人がいませんでした。


場所としては兵庫県朝来市(あさごし)の和田山町
豊岡市のすぐ下で、福知山の西側です。
大阪からは中国自動車道北近畿豊岡自動車道を走って、トンネルを越えて山陰よりに出ます。



トンネルを抜けると風景は一変して、うすら寒い雪景色が主になります。



地表の陰になっているところはたいがい積雪。
大阪に住んでいると雪が珍しいので若干テンション上がります。


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わーい雪だー。


主目的のはずの竹田城跡を忘れそうな勢い。


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高速の高架だと思います。
しゅっとしていて綺麗。


竹田城跡へのアプローチ道ふもと「山城の郷」に到着。
和田山」で降りてから十数分で着くのでかなりアクセスは良いです。
本当はこの奥へ続く坂道を車で移動したかったのですが、路面の雪が凍結していて非常に危険だったので、ここの駐車場(無料)に停めて徒歩で動きます。


ちなみに「山城の郷」はトイレが使えて、土産物販売もあります。


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道中、向こう岸の山頂に何やら遺跡らしきものが・・・



あれこそ竹田城の跡。
標高353.7mの古城山(虎臥山)山頂に建設されています。
ちょろっと山頂が見える。
よく晴れていて気持ちがいい・・・はずなのだが。



足元の山道はひたすら雪。
アイスバーン化していて不用意な歩みは問答無用で滑ります。
散策路が雪に埋もれて全く見えず。



見ているだけで肩や背筋がきんきん冷える青白いアイスバーン
たまに車が通りがかるが、チェーンもなくよくもまあ入ってきたものだと感心する。
ああ、新調したアイゼンとピッケルの練習ができたかなとか思いつつ歩きます。
滑る( >_<)



ひんやりしまっさ。


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ええ天気でんなあ。



1400年代からあった城だという。
歴代城主は太田垣一族。

 

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約30分歩いて、城壁に辿り着きました。
でかい。


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いわゆる三の丸からの眺望。JR
竹田駅周辺が一望できる。かつての寺町、城下町。



誰かが小粋な真似を・・・。
スライムですよ。



一応、オールシーズンの登山靴を履いてきたが、この雪だけはどうしようもない。
スパッツを装備しているわけでもないんで雪がどんどん入ってきてしまう。
スニーカーならずぶ濡れ霜焼けしそうです。


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行きの道中で見上げていた高速道路の高架も今や眼下に。
城としてはかなりの好条件を備えた要塞ですな。
眺めが良くて、兵士のメンタル面にも良さそうです。


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ふかふか雪が満載。
寒いけど綺麗。


なんでも朝靄が非常に有名とかで、早朝の霧がかった竹田城跡の姿は神秘的だとか。
ぜひいつか狙いたいものです。


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城内に立ち入るとさすがに城、砦の趣が伝わる。


補足すると、準廃墟のようなもので、当然ながら無料です。
受付なども皆無。野ざらし物件でっせえ。



雪山登山っぽく。



来るのが遅かったので既に16時を回っていたにも関わらず、数組の来訪者が。
やはり珍スポットとして面白がられているようです。


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これです!
緑の生い茂るシーズンであれば、古代遺跡の如き様相を呈するところ。
非常に有名なアングルです。
夏の景色と対にして味わいたいですね。


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うっとりします。


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向こう側にも何か階段状構造が・・・ありゃなんだ。
この寒くて冷たい中を雪だるま作った人グッジョブ。


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陽がかなり傾いております。
そろそろ帰ります。


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憂鬱な夕闇が徐々に支配しつつある。


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かなりの足跡で乱れています。
誰にも汚されぬ純白の光景も見てみたい。


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威容。


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眠りについている。


さむいので帰ります。


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太陽が美しい。
もうすぐ消えてしまう。


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帰路より、竹田城跡。
まさに天空要塞です。



路面はカチカチに凍りついています。一見何もないアスファルトもブラックアイスバーン化していて、本当に幾度となく転倒しそうになります。中高年の方々には試練になるかと。


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山道入口の公園広場。すっかり雪で覆われていました。

 

関西圏の方ならぜひ、竹田城跡は訪れておくことをお勧めします。
高速を使えば比較的簡単に行けて、天気が良ければ絶景です。