H25.6.29 【登山】弥山(双門コース)(3)狼平~ナメリ谷~帰還
帰路は3〜4時間。
癒しと安らぎの遊歩道…みたいな一コマだが
このヘヴンに辿りつくまでの道程は伏魔殿そのものだった。
( ゚q ゚ )げー。
(1)天王寺集合〜天川村突入〜双門コース登山開始
http://mareosiev.hatenablog.com/entry/20130628/1373208603
(2)双門コース死闘。
吊橋、一ノ滝〜三ノ滝、双門滝、河原小屋跡、狼平避難小屋
http://mareosiev.hatenablog.com/entry/20130629/1377386413
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○コースタイム(カッコ内の時刻=標準タイムに準じた場合)
・5:30 起床
・6:10 熊渡登山口
・8:00(7:10) 釜滝(がまたき)
・9:35(8:10) 吊橋
・11:00(9:30) 仙人ぐらのテラス
・12:30(11:00) 河原小屋跡地付近
・14:40(12:30) 狼平避難小屋
(◎休憩、仮眠=約1時間)
(※以降の標準コースタイム=狼平出発後の時間に加算)
・15:40 狼平出発
〜高崎横手出合、ナベの耳 通過
・16:40(16:40) ナメリ谷への分岐
〜破線コース:ナメリ谷〜カナビキ谷ルート
・17:55(17:40) 金引橋へ合流
・18:25(18:30) 熊渡登山口・帰還
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小屋で30分だけ寝る、と言って寝ていたが、師匠が帰ってこない。
「このへんにオオヤマレンゲの群生地があるねん。ちょっと行ってくるわ」と
散策に出かけてしまった。
雨が降ってきた。
あうー('o' )
小一時間後、師匠が戻ってきた。
場所は近いはずだが見つからなかったらしい。
オオヤマレンゲはモクレン科の白く大きな花を咲かせる、希少な植物で
大峰山系のものは国の天然記念物に指定されている。
レアハンターにとっては見逃せない存在である。
15:40 狼平を出発。
あれ。道があるよ。
道があるよ!!!
道が!
※当たり前のことを言っていますが
これまでが当たり前でなかったので
脳がおかしくなってゐます
十分な休息と、コースの大幅な難易度低下(というより一般歩道並に!)によって、
心身のコンディションが一変。
余裕が生まれ、いつもの調子が出てきた。
「おいこのスギゴケ綺麗ちゃうん」「キノコやばいキノコ」
これが今までと同じ「登山道」か?
(人´∀`)てんごくのようですね☆
( o^−´)b 超わかりやすい!
助かった!
この、栃尾辻―金引橋・熊渡の分岐ポイントが、
下山時の最大の懸念事項だった。
地図には、ブナ林の後に「取付き不明瞭」と書かれており、
見落とすと大変なロスになるため、注意し続けながら歩いていた。
非常に明瞭でよかったです。
迷う人があまりに多かったのか、
至る所に分岐の案内が書き込まれている。
看板アートですね。
看板がなければ確かに不明瞭で、実に曖昧なトレース痕を辿ることになる。
周りに比べてちょっと地面が擦り切れてるかな、というぐらいで、
注意しないと、見失うような道だ。
ここからは小石、赤ロープ、地面に直接書かれた赤矢印などが
下山者を丁寧に誘導する。
わからんわこんなん。
目印置いてくれた人の優しさに感謝。
さすがは破線ルート、
「登山道に道があるなんて誰が言った?」
はい。
暗かったり、油断してたら即道迷いになる。
先行者のトレースがしっかりしている時は良いが、
雨で土が流れたらどうしようもない。
17:46 杉林に突入。
金引橋へ辿り着くまでは杉林で、長い。
いい加減疲れてくる。
きつい( o^−´)b
( ・_ ;) あ、あほのように長く
つらい戦いだったょ。
ここまで来たら、もう車に向かうだけ。
ヒキガエルでも現れたら一緒に遊ぶ程度。
17:57 行きで不可解だった分岐点。
まっすぐ進んでいたら、ナメリ谷コースへ突っ込んでいたわけか!
こういう「序盤の町やダンジョンで意味の解らなかった扉、階段、通路の先が
終盤で実はリンクしていた」という展開は
まさにRPG!
しかし、、、
この圧倒的な人間の小ささだけは、RPGと全く相容れない点。
勝ち目ゼロ、回避も吸収も無効化もムリである。
( o^−´)b だいたいあってる。
大雨直撃時の増水なんて、想像したくもない。
18:25
我々は熊渡登山口に停めてあった車に戻ってきた。
格別に濃厚で、厳しい教訓あり、美しさあり、凄まじい山行であった。
中毒性高い( ゚〜゚ )ノ
今度は弥山登頂に絡めて、テント持ってって
八経ヶ岳、仏生ヶ岳などと合わせてお手合わせしたい。
( o^−´)凸 おわり