【遺構】2014.5/3_生野銀山(坑道周辺~坑道外コース)
引き続いて観光坑道の外コースを紹介。
坑道内は超絶。日本列島の臓腑の内を見る心地。
\(^o^)/ フー!
余談だが生野の町はハヤシライスが熱い。
施設内レストラン「マロニエ」。
昭和30~40年代にかけて社宅の食卓に上ったのがハヤシライスと言われている。当時の花形産業であったためライフスタイルも一歩進んでいた模様。
軍艦島でも昭和30年代、「三種の神器」普及率が全国平均20%前後の頃に、既に100%だったというのは有名な話。
これ看板の少し上あたりよく見てください。女性の横顔
・・・に見えませんか。見えるんだよ。
銀なんて銀鉱石1トン削りだした中に0.2gとかしか入ってない。
お兄さんそこ掘っても出ませんよ。
はいここで質問!
「これ誰?はい答える!」 坂本龍一? 「おしい!答えは外人!」
人があらぬ所に上ってますよとおもたら大体フェイクだったね
まず見えるのが坑道出口。人形がうろついている辺りの穴は江戸時代に掘られたもので人一人がようやく入れる程度らしい。物騒極まりない。
F・コアニエ「大変だったんすよ・・・?」碧眼にも涙。
こちらが観光坑道【金香瀬抗】(かながせこう)入口。
周囲が滝やら階段やら複雑な構成 \(^o^)/cool。
入口は小さいが中は尋常ではない距離(※新大阪~静岡間に匹敵)。
内部は後回しにして、上方に伸びる階段を攻めてみる。
お兄さんそこ掘っても出ないよ。
ここからのルートはこう
こうね。沢山あるの露頭。
「金香瀬番所」(木組みの門)を越えて川沿いの道を歩く。
普通に良いハイキング道に見えますが、
「慶寿の堀切り」(慶寿𨫤)。
メートル級の昆虫が掘った穴かと。一歩間違えたら全部崩れそうな絶妙な掘り加減。
採掘初期段階では銀の鉱床が地表近くにあるため「露天掘り」で対応、じきに尽きてくると鉱床を求めて深く地底へ掘り進むことになる。日本で露天掘りがあったこと自体が意外。
ヒカゲツツジも豊富。(「兵庫県版レッドデータブック」掲載「Cランク」)
こちらも「慶寿の堀切」(慶寿𨫤)。
がれきが甚大。もっと引いて撮れば良かったね。高さ10m弱はある。
現場の手が残した、生きた痕跡。高度成長期を支えた土木従事者の営為もこうして数百年残るのだろうか。
ズリ。辛口淡麗な美人。青や紫に光る箇所がある。斑銅鉱?
鉱石を検索するとしきりにFF14が掛かる。ミスリルだけじゃないのね今は。
坑道外コースの最奥に位置する「大丸抗口」と「粘土断層」。
大丸さんは口径こそ小さいが先に紹介した「坑道内コース」まで伸びているという長いもの。地上からはまるで想像がつかない。
次回は観光坑道・金香瀬抗にGo(やっと ( ゚ p゚ )