H26.9.6 【登山】東京都の最高峰・雲取山(2)
楽勝だと思っていたが、じわじわと時間だけが過ぎていく・・・
コースは楽だが、9~10時間ピストンというのはほとんど経験がなく、どのぐらい余力を残せば良いか正直よくわかりません。
次の地点は「お清平」、約15分。 →9:58に通過。
標準ぴったりのペース。可能な限り抑え目に、じわじわ歩きで対処しています。
「蜂の巣あり注意」( ゚q ゚ )なによ ( ゚q ゚ ) やめてんか
山に巣食うハチなんてスズメバチに決まってる。びくびくしながら静かにスルー。
もち的な質感でこれは美味しそうですね
かたや、流麗なナスビのようなのも現れて、私は忙しかった。
/(^o^)\ 美人ばっかり
突き上げてますなあ\(^o^)/ 可愛いけど名前わかりません。
「お清平」→「白岩小屋」、標準で80分かかる。
○ 「前白岩の肩」10:48到着 だんだん遅れてきたか?
速攻で頂上最寄りの「雲取山荘」へ13時台までに攻め込めればと思っていたが、どうもそうすんなりとは行きそうにないことを予感。ここで昼食タイム。
これだけ異なる種類のキノコがボコボコ出現しまくる山行は初めてです。登頂とかどうでもいいから、もうマクロレンズでキノコ追いかけまわしてたい。
概ねこういう道。森の中を歩き続けている。奥深い山だ。
○「前白岩」11:13到着(標高1776m)
記念写真撮ってゴー。 写真がない/(^o^)\
コケですかね。飽きない。。
キノコが現れる度にマクロレンズで遊んでるからコースタイムどんどんのびてるんだという説もある。
密集。
花のような子。
11:38「白岩小屋」到着。
地図によれば水場がある・・・が、小屋の周囲をぐるぐる回れど、潰れかけた公衆便所以外と、かつては水を供給していたらしきパイプなどしか見つからない。
( ゚q ゚ ) 簡単に言うけど内容けっこう専門的
道中あっちこっちに「石灰岩」とプレートかけてあったが、植生が独特だとは知りませんでした。こういう植物は土ではなく母岩に直接根を生やすそうです。看板に書いている「チチブミネバリ」はレッドデータの「絶滅危惧ⅠB類」で貴重な子です。
( ゚ p゚ ) はい。さわりません。
さて問題の「白岩小屋」であるが、一見するとただの廃墟である。
Webで探ってみても近年の山行レビューでは避難小屋のような使われ方しかしていない。2005年などかなり昔の記事になると、小屋の主人がおり飲み物を買ったなどの記録が見られる。
だがガラスが割れているのでは防寒の役目を果たすのかどうか…。風雪は防げても、小屋の中は外と変わらない極寒になるだろう。
窓ガラス越しに内部を観察するが、布団がうぞうぞと積み上がっている。仮に暖を取るために逃げ込んだとしても、湿気をたっぷり吸っていそうなあれらを被ることは避けたい・・・
こうした情報は地図上には一切なく、色々と驚かされた次第。ゆとりのある山行時にしっかり現地情報を拾っておく必要があると知った。
中は広く、土間の部分で煮炊きすることができそう。床板が腐ってゐなければ良いのだが。
「水場」の案内板に従い歩いてみるものの一向にそれらしい 設備が見えず、引き返すことに。そもそも道がない。何となくそれっぽい筋は見えるのだが・・・ 後で調べると片道10分ほど行くと水場があるとのこと。往復20分!そら見つからんわ( ゚ p゚ ) 状況が不確かな場合は深入りしないのが吉です。
12:16「白岩山」ピーク到着(標高1921m)。
途中の写真がないのはそれなりに傾斜がしんどかったせいだと思う。当初のハイキング的なノリはなく、完全なる登山。
思うんですけど、人間が破壊していなくても、自然が自然を容赦なく破壊しますよね。
12:28「芋の木ドッケ」着。周囲には、路面凍結による滑落事故に対する注意書きが多く見られる。この先は下り道で、道と言っても山の斜面にお一人様が歩ける程度の筋が付いたもの。掴むものが何もない箇所も多く、足が滑れば谷底まで落ちることは頷ける。
これで雲取山の地名は完璧。芋の木=コシアブラの新芽は食用になるらしい。
芋の木ドッケからの道は…傾斜のついていない箇所の写真ばかり撮ってしまっていた。失敗。
山頂まだかよ。。 →(3)につづく