2015.10.10夜 【登山】石鎚山へ_夜行フェリー(大阪南港→愛媛県東予港)
「石鎚山に行かんと人生損する」私は思いついて茶碗を落としかけた。
「石鎚山にはものすごい鎖がある。垂直に十メートルも二十メートルも鎖がのびている」私は夏からずっとおあずけを強いられた犬のようになっていた。
プランが二転三転したが急遽まとまった。愉快なので今回は登山前夜からレポする 。
22:00出港。本町で急造パーティー決起集会と称して飲んでてたのしくなり
21:45ようやく乗船手続きを終える。
南港フェリーターミナル。
8月頃から「石鎚の鎖が・・・」「あれはすごい鎖だとか・・・」「ねえ君、鎖がすごいんだよ・・・」「紅葉もなあ凄いらしい・・・」とlineでブツブツ言っていたが、この週のあたまに具現化を始めた。
lineで私がぼやき始めるのは大体実現の目途があるとき。ぎりぎりで4人も揃ったのはすごい。
メンバーは大阪勢は師匠、ヤマさんと、東京から紅一点のマッキーが参加。私たちの目には彼女の姿はこのように写っている。 それでこれは誰だ。
思っていたのとどうも違う。我々は船に乗りにきたはずだが。
(・з・)オレンジフェリーっていうから
もっとミカン運搬船みたいのを想像したが。
男性陣のテンションがやや跳ねており「甲板出ようぜ!」「甲板酒や!」と勢いがよい。
甲板は見慣れた甲板。 興が乗った人が舞踏を始めても気にならないぐらい広い。
23:17 明石海峡大橋の真下をくぐる。
船乗りでもないんで、橋をくぐるという行為は意味深に感じる。日常と非日常の境界をまたぐ儀式として捉えている。またぎっぱなしやないかという意見もある。はい。
またぎっぱなし。
甲板の隅に巣食って酒宴、ビジュアルは密航者。
お酒は、盟友のいっしゃん様からお土産でいただいた「鏡花水月」720ml。
重量物の運搬をありがとう >マッキー
「山にはすべてがある。それが良い」「登山以外の移動時間も面白い体験に満ちている」という師匠の言に端を発し「なぜ私たちは旅を続けるのか」「山とは何か」という話が芋蔓的に発展、「山はおもしろい」「実際おもしろい」という議論を経て「いや本当におもしろい」という結論に至った。回っとるわ
さてせっかくのフェリーだから特徴的なところを押さえる。
上段はフェリーのグッズ。オリジナル品がある。どういうこと。
ラウンジ等の座席はすべて先客により酒宴の場と化していた。いつからこの人たちは飲んでいるんだろうね。気合が違う。
売店を見よう。
あ、質素。
スナックだけでなく愛媛土産の菓子類も揃っている。がスナックの存在感。
お酒もあるんです。人間はやめられないんです。
今治タオル使ったことないねんな。
2012年のグランプリから名を上げて何してるかと思ったら
酒になっとったか。
船体は特に揺れなかったので眠れた。
ただし枕が異様に四角くい。これが合うかどうかを問われる。
今治国際ホテルの推しが地味に熱い。
うわ濃い。
土着の香りがくるぜ。
全然しらないお酒が主張を強めるのも地方旅の味わい。
ここからレンタカーの工面のためだけに今治へ。40~50分かけて。
東予港の周りには何もなく、最寄のJR西条駅の車は全て押さえられていたのである。
ついた 今治。
新幹線の駅っぽい駅舎。新幹線は走ってません。
駅正面。
駐車場が広い。 only.
しかし駅前の厳しさは類をみないもので、飲食店もコンビニもない。
駅舎内にコンビニがあるのと、7時開店のパン屋さんがあるのみ。
バリィさんはスモウトリと近縁ですね。肌つやがいいからよけいに
pan屋があいたようだ!
シェラン今治店。
オープン待ちの旅行者がゾンビのように吸い寄せられる。
これ飲食店が駅前に進出するだけで街の活性化のステップ進むんじゃないか。
パンとコーヒーのおかわり無限で私たちは鋭気がまともになった。
地方は8時までレンタカーが借りられないという縛りが存在する。
駅の裏はどうなっとるか。
日の丸パチンコ! 旧世界の遺物を発見したような思い。
今治駅前は時空が動きを止めているので重点散策すべき。
アート作品ですかね、
半ジェル? ローションじゃねえな。
¥ジェルくん。Google大先生も「?しらんなあ」と匙投げ気味。
無事に車を得たのでようやくようやく石鎚山へ向かう。
愛媛の販売店ラウンド時代は白いボディに赤い三角といえば東予・西条、あたりに来たなあと実感したものだった。
確か「ママイM2(エムツー)小松店」。
ママイは愛媛県を代表するスーパー。かつては店舗の規模、新しさによって名称が分かれていたが今では「フレッシュバリュー」に統一され新陳代謝が盛んである。レトロな「ママイ」「M2」が消えたのはsetsunai.
ママイは若返ったが街自体は十分レトロい。
きみ大きいな。おれより 年上だろう疑惑。
オフでは元気なので余裕で時空を飛ばせる。
気付くと、
登山口最寄まで行ってくれる石鎚登山ロープウェイ。
場末感がすごい。重要な交通機関なのに入口が極端に狭い。
気の弱い人はスルーするのではないか。胸が高鳴る。
9:10 石鎚山温泉
これが登山口の最寄へ向かうロープウェイの最寄の駐車場
なのだ!(一日500円)
加茂川の沿いに建つ古めかしい建物が「温泉旅館 亰屋」。
私の中でB級センサーがピピー。気になる。
事前に、下山後の入浴スポットを調べておいたが、この宿の温泉を日帰り入浴することになるようだ。楽しみ。不安w
加茂川はいかつい岩を湛えた男らしい川でした。
青さが違う。これがちゃんとした山の証拠。青がちゃんとしてる。
例の狭いエントランスをくぐると異世界が待っていた。
言うと失礼になるので言いたくないが これはB級スポット。
初期FFを髣髴とさせるカクカクした配置。
奥のやつはやたら強い&打撃が届かなくて厄介。
全滅\( ゚q ゚ )/
どうした疫病でも流行ったか。
思い出どころの話ではない。概ね全滅。
ロープウェイ駅にたどり着くがそこは
猫の祖先と思われる精霊が支配する聖地であったのだ。
猫は岩石から進化して今のようになりました。
石鎚山登山はどうなるのであろうか。つづく。