2015.10.11 【登山】真・石鎚山戦(弥山山頂→天狗岳→下山)
山頂はもっと向こうにある説。
♪ンチャンチャンチャンンチャン ♪
ルルルー この世は巨大なモンスター
これをみるがよい。
「天狗岳」1982m あるよね。
これを天狗しないと「西日本最高峰・石鎚山頂上」にならない。
中央の「頂上山荘」「弥山」≒ 通過点 と認識しよう。
よく「石鎚山 紅葉」などで観光パンフに使われる写真も、天狗岳の切り立った岩のことである。
これです。石鎚山と言えばこの岩。
歩けることを知らなかったが実は天狗岳へ通じる道。
ガスいなー大丈夫か。地味に強風の音がすさまじい。
眼下一瞬晴れた!
おおこれは(つд`)まじか。早めの紅葉 これはすごい。
\( 楽 O 園 )/ ※10月中旬です
基本はこう。ひどくねえですか?
高度感も紅葉もない、死の世界。黄泉の国ってこうなんだ。
あーでも黄泉イザナミがグロすぎて旦那が尻尾巻いて逃げ帰ったぐらいだから
こんな綺麗なわけないのか。ぐえ。
また晴れた\( ゚q ゚ )/ 気紛れが過ぎる。
岩と鎖と神社という印象が強い山だが、相当な美女でもある。
ゆるーい馬の背を歩く。
これを厳冬期もチャレンジする人たちがいると知ってアヒャーだ。
凍らないのか? らないらしい。
天狗岳の歴史とか知らないので特に書くことがない。
天に吸い込まれそうですと書いてみる。実際山に行くたびに魂の欠片を落としてきている気がする。生き散骨の類ですね。
ゴゴゴォ。音はしないがガ行の擬音が合う。
「ここを歩きなさい」と明示があるようでないため、基本は自分で探す。
基本安全だがこのとおりの姿なので危険もある系。
上部の岩を伝って歩けそうだったが、風に煽られて怖い。
一旦退避、迂回して山道をゆく。ぜえー
気まぐれで晴れたりして、弥山頂上が見える。ちょっと修行ぽい。
あーここ正月に来たい。こむかな。
13:30 えげつない岩場。
道がフリーっぽい。ホールドは十分きくから岩を歩こう。落ちてもどこかで止まると思うが少々恐怖。いややね。真の強者は右側の切れ落ちた垂直壁(巻いてて見えない内側)をクライミングで上がってくるという。いみが分からん。どういうことですヵ。
実際に噛り付きながら踏破しているの図。厄介なのは風なんです。なければスパスパ歩けた。吹くからこう厳しい。
ここを崖側から垂直に登ってくるという猛者について思う。だめだわからん。ハードコアすぎる。姿形は似ているが私とはまた違う生物種であろう。人生は多様な植物園のようだと誰かが言ったが うまいことまとめようと思ったがだめです。
あ、天狗岳頂上じゃないですか?
13:40、頂上。
なぜ写真を二枚に分けたかw 酸欠ですかね。
片道もたついて15~20分です。近くて良かった。
いやじっとしてると結構寒いのだよ。記念撮影に興じて体幹を冷やさぬように。
はい下山するよ。
13:50 弥山山頂・直下の鎖。
中途半端に終わっていて下るとき実に怖かった。登りは楽。
これにてたのしい石鎚山は完了となった。888。
小屋で待機していたマッキー女史と再合流して、下山。
早く下りないと温泉→松山空港19時着というコンボを決めるのが非常に厳しい。
14時を回ってしまった。
天候はだいぶ落ち着いて雨は無し。サッとゆがくように下りたい。
サッと、
下山が渋滞 \( ゚q ゚ )/ これはきつい。
参拝系スポットにありがちだが実際きつい。
下山で時間を切り詰めるつもりが逆に膨らむ。犬の散歩をしてる人まで現れて困惑する。登山・・・?? 富士山のフラストレーションを若干思い出す。あれはひどい山だった。「これは山じゃない、標高の高い伊勢神宮だ」と呪ったものだった。
渋滞の先端には何があるのだろうか永遠の謎。
クイズに答えられないと通れないとか。いらいらして白髪が増えます。
14:28 二の鎖あたり? 否、一の鎖か。
渋滞列が乱れてようやく何とか自分のペースで歩けるようになる。
どこですかこれ。 ??夜明峠?
行きと景色が違い過ぎて戸惑う。
? こないな紅葉わたし知りまへん。パーティは狼狽。
知らん。ヘリポート付近? まじか。こんな道知らんぞ。
※往路はガスもりもりガスでした濃霧
ウエー /(^o^)\ 知らんって。
なにこれ。めっちゃ紅葉してるやん。
なにどういうことなに。
ああこうやって知らん知らん言いながら道に迷うんかな。
記憶があてにならないのは遭難事例や冤罪事件を見ても分かる通り。
14:48
ウエウエえづいてたら「試しの鎖」の一軒茶屋にまで帰ってきた。
ここは分かる。
もう時間ないから鎖は使いません。俯瞰すると本当に立派なハイキング道。
登山ではない。ただし滑る。これは危険な板だよ。蛇みたいできれいね。
試しの鎖から、神社(中宮成就社)や宿のある開けた場所まで帰るのが一苦労。
ハイキング道ゆえやることもない。人生を振り返る。最近白髪がひどい
のでなんとかしてよね。
15:30 往路ではありえなかったような清々しい秋晴れ。
( ゚う゚ ) まじでどこ
帰路で極端に天候が回復するのは珍しいです。
八丁坂鞍部かな。ふええええ。
露骨に青空がきれいだが別の日に撮った写真ではない。
山の中では相当なショートコース。2時間かかってない。
ただ正確にはロープウェイ駅まであと20分ある。
精神世界横丁。ブルー基調はメンタルにくるな。
キャー テングー。
日本でも有数の天狗生息地。
仏具・ほら貝まで売ってるのは頼もしい。
キャー テングー。「お山の霊薬 だらすけ」頼もしい。
奈良の「陀羅尼助」と同じものかな。あれはキハダベースですよね。
「赤玉神効」 パワフルな造語に胸を打たれます。
他力本願な願いを押し付けて祈る。実際神々しい。
遊んでいたらロープウェイ駅に16時着。温泉入る時間あるかな?*
山頂成就駅の売店には余所で見ることの難しいレトロ品が色々と
無性にださいモデル写真。無名なのかその筋では有名なのか知らないが、良い意味でダサ空気を漂わせている。国籍も若干不明だ。いいぞ。
さすが天狗の石鎚山、それ系のシャツ。
店主の趣味を濃厚に反映し、ハンドメイド物が多数。
神社の神主さんかと思っていたが、よく読むと作家であった。
何者か。プロフ説明文を読もう。『伝説のブルースロックバンド「ねぼけネギトローズ」のボーカル、近年はジャズギタリスト高本弘氏とのデュオユニット「オデッサンズ」を結成』 伝説のスケール感が全く分からなくて凄い。
また『文筆活動においては1998年に「先天性 のぉの助」の名で現代恋愛小説「ディアーアインシュタイン」を刊行(日本図書刊行会)』とある。
しかしグーグル先生に訊いてもこの書物については『大宇宙はあなたの内にあるんだ。DNAの記憶を思い出してくれ。狂いかけたこの世のすべてを、壊れかけた地球を救えるのは、あなたの想像力なんだよ。詩と小説を収める。』という概要しか分からなかった。
またこいつら(つд`) ガンや水虫の特効薬にならんものか。
下山すると16:40になっていて少々焦る。
相変わらず猫の祖先めいた岩が多数。
目当ての湯はこちら「亰屋」。駐車場代金を支払った、例の川沿いに建つさびれた物件である。一抹の不安がよぎるが大丈夫かな。廃墟じゃなかろうかとドキドキ。
駐車場に戻って装備を温泉仕様に変える。ちなみに右端で書いているがここに「自動販売機」はない。ゴンドラは一体なんだろう。スペア? 無造作の美を体感しよう。
わーい「亰屋温泉」ですよー。終了時間はアバウト。
17:15上がりで汗だけ落とすことにする。
もう一つ、更に奥にも温泉入口があり、別の物件かと思うぐらい(相対的に)綺麗だが、そちら謎に閉鎖されていて入れない。そして中は繋がっている。この付近には亰屋旅館しか温泉は無いんだと覚えておけばOK.
料金支払いの都合上、食堂側から入る。
いいお湯でしたよ。いい湯。だらだらしたかった。
周囲四方は超マイペースな土産物屋になっている。
「ここでこれ買うかな?」「いやこれは難易度高い」
装備を活用できる人はごく一握りのエリートのみ。
こちらは(まだ)土産物屋ぽい。
壁の面類が怖い。
帽子はまだ解るとしてもヌイグルミはどうなんだ。
遍路傘はわかる。1700円
天狗の面・・・ これ天狗か・・・
特産物の乾物はわかる。
わかったところで車を走らせ、無事に松山空港19時に着った。
マッキー女史と別れ、その後は、東予・西条へ移動、夕飯をたべて21:40には東予港へ行き、師匠とヤマさんと別れた。
完す。