【遺構】2015.10.17_神子畑小学校跡&神子畑鋳鉄橋 @兵庫県朝来市
兵庫県朝来市を重点的に取り上げてきた。鉱石をがんがん産出していた地であるから関連施設の歴史的遺構も多く、自然と記事の本数が増える。
ここでは神子畑選鉱場のすぐ隣に立つ小学校跡と、鋳鉄橋としては最古の現存物である神子畑鋳鉄橋を特集する。
【神子畑小学校】
小学校本体はすでになく、体育館のみ残存。
なかなか状態がよい。残念なことに廃墟感が薄い。健全だなー。
神子畑小学校について、分かる範囲で情報を押さえよう。
1954年、佐嚢小学校神子畑分校として開校。1969年に神子畑小学校となり、1972年4月1日に山口小学校に統合されて廃校に至った。
以上。 \(´-`)/ けっこうお手上げ。
多くのブログで紹介はされているが私と似たり寄ったりだ。Web世界の情報量には相当な限界があることを知る。
小学校跡というよりこれはまるで倉庫だ。校舎・・・
サッカーゴールとスピーカーが、元学校の哀愁を語る。
神社もあったようだ。
色々撤去しすぎではないか(怒)。 もうちょっといい加減にてきとうに撤去していただきたい(怒)。
昭和40年卒業記念。
私も皆様も生まれてないのではないか。生命の神秘を感じ
ない。
昔の公園には、こういう名称不明の遊具があった。
もう草と土に絡め取られて若干同化してしまっている。
時空とともにねじれたブランコ。
グラウンドを出てすぐ、川沿いに立つ樹がたいへん魔性を帯びていて
私はよろこびました。 樹を超えた怪物である。
極端に情報の少ない記事 /(^o^)\ がんばる気がない
【神子畑鋳鉄橋】
国指定・重要文化財。
ただの小さな鉄橋では? と思ってしまう。何がその価値なのだろうか。
→全鋳鉄で作られた橋で現存するものとしては、日本最古のものとなる。
日本最古の「鉄橋」として現存する旧・心斎橋(万博緑地公園で緑地西橋として保存・活用中)は錬鉄製である点が特徴。
ここで鋳鉄と錬鉄とのちがいをざっくり押さえよう。
○鋳鉄=炭素含有量・大(2.1%以上)、硬いが粘りがなくてもろい。
○錬鉄=炭素含有量・小(0.02%以下)、粘りがなく柔らかい。
現地に資料が豊富にあったが、まともに咀嚼できていない(するつもりがない)。
息継ぎの間もなく一気にたたみかけてくる石版。
どうやら神子畑鋳鉄橋の歴史的意義を説いているらしいが、読む意欲が・・・。
ざっくり抽出する。
・神子畑だけでなく羽渕にも鋳鉄橋がある
・本来は5カ所に鋳鉄橋があったが、現存するのは2カ所のみ
・明治14年の神子畑鉱山の本格開山後、鉱石運搬の鉱山道路として馬車が通れるように建設
・大正11年には直島(瀬戸内海)に銅製錬所が新設され、生野鉱山のほうは閉鎖
→神子畑・明延の鉱石は生野まで運搬されることがなくなる
→羽渕~生野間の馬車軌道が廃止、39年間の鉱石運搬の役割終了
歴史は古いけど
使われた年数は短かったんだゲコ。
手すりのデザインかっこいい。
このつなぎ目などが全鋳鉄製ならではの形なのだという。
あたま撮りましょう。 中央の球体が可愛い。
これの歴史的意義がよく判っていないため写真がぐらぐら。
でも元気そう。
鉄と人類の歴史は長く、共に成長し合ってきたふしがある。
古代の隕鉄の利用から始まり、鋳鉄・銑鉄、錬鉄、鉄鋼と、様々な様態を生み出してきた。全然分からん。鉄の味は血の味で、エロスを感じる。
\(´-`)/
完