2016.1月某日
EVAを1ミリも知らない人とEVA500系新幹線を満喫する旅。
新幹線外観特集はこちら。
高速化に重点を置きすぎて居住性とかいろいろ犠牲にした挙句「のぞみ」定期運行からリストラされた伝説の500系新幹線が、EVA初号機をオーバーソウルし反撃に打って出た。直前までプラレールコラボしていたとは思えない豹変ぶりにネルフ職員もびっくりでしょう。キハ58号なり14系客車なりでゼーレの老人コラボ特集も試みてほしい。
クールジャパンとか一言も言わないのがいい。
新幹線は何も言わないから好きだ。初号機はあばれるから大好きだ。
シンクロ率400%超と形容すべき超絶大胆な車体デザインもさることながら、本企画の肝となるのは真っ当なファンにも応えるべく「展示・体験ルーム」を抽選・予約形式で設けている点にある。EVAに食いつく層の欲求は見るだけ乗るだけでは足りないという旨よく分かってくれている。何ならイスや扉も目に見えているのは全部影で一見影に見えているほうが実体(虚数)とかにしてくれてもぜんぜんいい。座るとめちゃくちゃ沈むとか。あと(略)
妻のおさんを待つような難しい心境で入室をまちます。
「展示・体験ルーム」入室には事前予約と抽選結果を待つ必要があり、JR西日本のJ-WEST会員でないと予約ページにアクセスできない。
入室時間はおよそ1時間ほどで区切られていて、新大阪~西明石で申し込んで当選した。その後も細かく枠が設定されている。
「PLAN A コックピット搭乗体験」は1枠あたり2グループまでのようだ。
列車が動いてすぐに展示ルームへ案内される。いそがしい。
1号車/展示・体験ルーム
格納庫のようにすっきり。
『本邦初公開!! 洞木三姉妹』
/(^o^)\ どこのニーズwww
あいつ真ん中の子だったんかwww
洞木ヒカリと、姉:洞木コダマ、妹:洞木ノゾミ これ両親JR職員だろ
【展示①】EVAパイロットと撮影コーナー
あ 大量生産されてた人。
この人は確かに新幹線ぽい。清楚というか無機質で大量に代わりがいる。なおかつ白い。うむ新幹線だ。
キャラは定期的に変わるとのこと。
【②展示パネル】
展示パネルは新幹線とEVAそれぞれの世界設定について述べている。洞木三姉妹をたんのうできる人生でも数少ないチャンス。
うまいことまとめてるなーと感心した。この手の説明って糞真面目な役所ぽくなりがちなのだがレイアウト等がうまいのかリズム感がある。リメイク版を観たことがないので真希波のことがわかんない。
総勢10名ほどがウロウロと撮影するのでたいへん。ワーワー言っていたらすぐ新神戸、時間切れの危機が迫る。
人がいない瞬間があまりないので、こういうカットを撮るのも大変です。
【展示③ジオラマ】
博多車輌基地の地下にEVA格納庫があるという激アツの設定。
EVAがどれだけ巨大かがよくわかる。その巨体とゼルエルとの殴り合いを静観してたゲンドウの度胸がどれだけすごいかもなんとなくわかる。
【展示④コクピット】
カーテンの向こうで何が行われているかと思ったら、乗客がパイロットになって使徒と戦っていた。
ここだけ見たらちょっとパチンコの台にしか見えませんけども。
当選者のプレイが終わったところで撮影・見学を許可してもらえた
やったー
コクピット内。めちゃくちゃよくできている。
プレイヤーは実際に靴をぬいで搭乗します。そして体の動きがモニター内に連動する模様。使徒のATフィールドを破るにはそういう腕の動きが必要だったり。
動け動けとガチャガチャする箇所。正直ここのコントローラーは作中で何の機能が割り振られているのかよく分からなかった。馬の手綱みたいなもん? 細部をちゃんと作ってあるなあ。
これはすごいしごとですわ。
鉄道・列車のあり方を変えたのではないか。
私の写真などよりも実物はもっと良いので、興味がわいた人は日生にカキオコを食べに行くだとか、姫路城をひやかしにいくだとか、なんかしら口実を作って乗ってみるとよいです。のるべきだ。
写快諾いただいた。お世話になり申した。タカアシガニのような手足の動きで徘徊する私のようなのを生暖かく見守るスタッフの方々にはあたまがあがりません。制服と室内のデザインがとても合っていて素敵です。
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が、
喫煙ルームあたりがNERV色を強めている。
喫煙しませんけどお邪魔します、
なんかもうほんとすごい
( ゚q ゚ ) うわあもう すごいな
90年代中にこれが実現していたらと思うと…。当時の熱気は凄かった。ティーンどもは意味不明の感染症に次々に罹患したかのように「シンクロ率が・・・」「ATフィールドが・・・」「死海文書・・・」と目がうつろだった。ゼーレに影響されたせいで陰謀論に走る奴もいた。うちの高校もたいがいひどかった。あそこまで人が一様におかしくなるものに襲われるのは人生に数えるほどだろう。作品が良いとか惚れこむとかいう次元ではなく生活の基盤がごっそり塗り替わるような異変だった。そこまでの事態は進撃の巨人やジョジョにはないものだ。次になんぞ来はったらば迅速にコラボいただきたいものどす。
当たった席が地味にグリーン車だったのでえらく広かった。
こだまとは言え新幹線なので相生ぐらい一瞬で着く。
12:16 相生着。
ここで下車して日生へカキとかカキオコを食べに行くとよいです。
往復まで乗る必要はないが、せっかくなら乗っておいた方がよいというEVAでした。たのしいよ。
完