【酒】2016.2/20_第17回 四国酒まつり(芳水酒造の蔵開放)@徳島県・阿波池田
きみたち。\( ゚q ゚ )/酒をのめよ
の \( ゚q ゚ )/のもうよ。
\( ゚q ゚ )/毎年2月中~下旬に、四国の徳島県・阿波池田で「四国酒まつり」という、極めてとてもたいへんたのしいイベントが催されている。前々から聞いてはいたが、今年こそはと潜入した。
「阿波池田ってどこよ」と苛立った方から激昂のお電話を寄せられるとよろしくないのでGoogleMap大先生に登場願う。ここほれ。徳島県の最西部に位置し、かなりの山の中にある。吉野川の上流に位置する。高速バスで大阪からは片道4時間を要し、着いた時には既に11時過ぎです。
メイン会場ならびに開放中の酒蔵3ヶ所でしこたま試飲ができるという、鬼・夢なイベント。
生涯で何度来るか判らない阿波池田なので、
まずはメイン会場から最も離れた「芳水酒造」(ほうすい)を訪ねた。芳水だけはかなり離れているので無料バスがピストン送迎しているのです。
<芳水酒造のようす>
大正2年11月(1913年)創立の老舗です。
はやくのませて しぬ
\ピンポーン/ しにます
乾物、つまみの類が店開きしていて油断ならぬ。
特に「鰹みそにんにく」の豊かなカツオ味に財布の紐がゆるむ。
!!! 魔性の気配
\( ゚q ゚ )/ どこの部族の祭かと思うような試飲会場。
闇の集会である。Japanese - sake tribe.
酒瓶の言いなりになってしまって半分傀儡のようだ。私もそうなる。ぐぐ。
スタッフが卓上の酒瓶から注ぐのだが、妙に手慣れた客は積極的に手酌をきめる。
「きみ、ここはまだ一軒目ですよ」と理性の奥で声が囁く。そうだここはまだ一軒目です。セーブ。セーブしよう。誘惑は強い。後で無尽酒地獄が待っている
<味のレビュー>
○山廃:やさしくすっぱい。ファーっと軽い、明るい。やさしめの蛍光灯
○特選仕込・純米大吟醸:(ごっついお高い)甘いメニャッとした明るさが広がった直後に、ハイビームで照らしたような明るい辛さが光る。そしてすっぱい。
残念ながらレビューは以上。
(※酒は芳水ブランドが十数種ずらっと揃っています)
たった2杯の試飲で既にいろいろこうあれなんだが
あれだわ回るわ。地球の公転ってあれはドーピングだよね。いやだめだ。胃袋には試食した漬物ぐらいしか入っていない(ので酔うね)。
<酒蔵見学>
早くも時間がなくなってきた。メイン会場の試飲会はなんと16時で終了であり、回るべき酒蔵はまだ2軒もある。タイムマネジメント実地研修な状態。
ああいいなあ。古風な工場の気配に見とれる。
皆さんはお酒の作り方を知っているか。第2の義務教育がはじまる。
なるほどよくわかった。発酵が大事だ。
みんな本棚で眠ってるもやしもんをたたき起こして復習せよ。
唐突に甲虫のようなのがいたりする。芳水酒造の内部は新旧はげしく入り乱れていて面白い。
謎の装置群と、無造作に置かれたタンク。
タンク類の周りは立入禁止かと思っていたが、たいへん寛容である(見学客は10数名ゾロゾロついて回っている)
子供用ビニールプール的な謎装置。
乾燥中のクラゲのような謎垂らし。
唐突に神棚が出てくる。神棚は随所にある。
増築、改造を激しく繰り返したのだろうか、建造物としての原型が全くわからない。この設計思想を知りたい。
タンクの堂々とした重厚さにうっとり。数字の書きっぷりもでかい。
次に訪れた「三芳菊酒造」のタンクは全く異なる趣(陰の中で潜む老兵のよう)であった。
説明を聞いても忘れる謎の構造。筒やパイプにうっとり。
人の背丈の倍以上大きいです。
麹室(こうじむろ)へ。
麹造り専用の部屋で、非常に温暖・湿潤。上品なサウナそのものだった。
ここでは麹菌の胞子を振りかけられた蒸米が寝ている。
こちらは麹菌が活発になっている。
蒸米の表面の水分が乾燥するにつれ、米の内部へと引っ込む水を求め、麹菌が中へ中へと入り込んでより一層成長する。
タンクの中では酵母が糖を食べて活発に発酵中。ぷちぷちしていた。
試しに匂いをかぐと うはあ酔うわ。
一般民間人がラフい格好で入ってきて、しかも身を乗り出して、タンク内の空気を嗅いだりする。それでも問題ないというのが一番驚いた。発酵のメカニズムどうなってるんだろう。
芳でした。 アッパレ。
(※次の三芳菊酒造の見学に間に合わないので見学を切り上げた)
おみやげもらった \( ゚q ゚ )/ドゥハー
残念ながら私には発信力が微塵もないが、微力ながら芳水酒造さんの宣伝。
パンフレットを熟読されたし。
ベースに酸っぱさがある。
こういうことだ。ネットでも買えます。
四国酒まつりは続く。