H28.11.3 京都市動物園
動物園はたのしい。しかし撮影は非常に難しい。
檻がある。 どうぶつ遠い。どうぶつ動く。或いは寝ている。
お子様にどつかれる。撮ってもベタだ。etc、etc。
できない理由の方が圧倒的に多い。哀しみの世界。それが動物園。
そういうわけで写真仲間らと京都の動物園へ行った。
マゾい。
なんと中学生以下は入園無料という激烈大盤振る舞いで、そういうわけで子連れの方々が非常に多かった。
最初から猛獣コーナーがあります。出し惜しみしないな。ガルル
黒い。
ここでかっこいいので身動きが取れなくなる。
概ねあさってのほうを向いておられるので、概ねだめでした。
機嫌わるいんかな。
ただしこういうふうに天から獣尿ということもあるらしいので、寝ててくれたほうが吉という考え方もある。
こちら、通常色ジャガー。
ジャガー。
なんていうか、こういうことを言うと手厳しく投石されそうだが、そこいらのモデルさんより遙かにエロティックでかっこいい。むしろ人間の側がこういう野生動物に憧憬を抱いて要素を真似たふしがあるよね。
ただしモデル業で食ってはるわけではなく、獣ですので、めちゃくちゃによく動く。写真は嘘吐きで、この子が薄暗い檻の中をぐるぐる回り続けていることは語られません。ネコ科の獣は基本的に止まることなく周回する。
ジャガー。
ジャガーというと工藤静香の名曲「Juguar Line」が思い出されるが、この時は一瞬たりともそういうことを思い出さなかった。たぶんイメージが全く違ったためです。そう、本当のジャガーは「したたかな雌」の古典的レッテルに全くはまらないのだった。
オスのライオンは高齢のため基本的に寝ている。
岩が寝ているようなすごい大きさだった。
メスも寝ています。昼間っから働く方が少数派。
なので我々人類のほうがおかしいということが言える。
このメスの頭部も岩石のように大きい。
写真は嘘吐きなので、この手足はこんなに可愛くはないということを申し添えておく。一般人は喧嘩すると勝てないと思われる。ネコパンチで吹っ飛ぶ。
ライオンと来れば次はトラでしょう。
\(^o^)/ジャーン★
うたたね中。
ちょっとこの表情には既視感があって、表面的には可愛いけれど内面はめちゃくちゃ強い女子などが距離を詰めてきたときにはこういう顔をしている。あとはもう私などは、捧げられた干し肉のようにあれです。合掌。
ねている。気難しそうな表情だ。
こいつもたいがい色々飛ばしてくるので、寝てくれているほうが幸せだという説があります。
この足の重ね方も既視感があって、一見ゆるふわ系だが内心とてもしっかりしててまっすぐに強い女子が、あとはもうお察しください。
おいライオンがいるぞ!!
やばい、観覧車。
\(^o^)/ジャーン★ 夢の国に来た。
円周が小さすぎて観覧できなさそうな観覧車だ。
レトロファンが泣いて喜ぶ、完璧なクオリティ。これは凄い。
「硬貨を入れたら硬貨が出てきた」
ほらみろレトロだけど故障じゃん、と思ったら、のりもの券でしたよヒャッハー
ミッフィー寸前の畜生も、明後日の方角を歓迎中。
平成27年11月にリニューアルオープンしたが、これら遊具はよい風格を保っている。くすんだ美がある。さあ乗るよ。本当にものの数分で終了してしまうので、緊張感をもって臨みましょう。
直下のゴンドラが追いかけてくるが、ものすごい距離まで追い付かれる。
映画のような銃撃戦の舞台にしてしまうと、確実に撃たれるので注意。
ミニマムなゆうえんち。今どきたいへん貴重だと思われる。
老朽化が問題化される前に訪れておくべき。
「ハグしてくれよお!」 なんだこいつは。
ゴリラがいますね。
かっこよすぎないか。
スタイルに無駄がないんだが。
掌がすごいことを学習します。こういう物理的にどうしようもなく上位にいる存在をどこかの範馬勇次郎はクチャクチャにするのでマジ凄いと思わざるを得ない。野生動物の手に負えなさをよく分かっている板垣氏が凄いわけであるが。
よく鍛えられたアスリートに似た、静かで無駄のない動きに、眼が釘付けになる。
これとかまさに休憩中の格闘家の雰囲気がただよう。
格闘家。私達人類は部分的先祖返りを望んでいるということになるのか。
であれば進化とは一体なんだ。おしえてくれゴリラ。
壁画が超かっこいいから見ておくように。
テナガザルもどっかの大学の先生みたいな威厳とせせこましさの同居感が垣間見えてよかった。気難しいのではないか疑惑。
「ボスザルはボスの仕事をしていない」。
「経営層は経営していないことがわかりました」に近いインパクトがある。
サルゾーンは遊具の散らかりがアートのオブジェぽくて目が幸せになります。
猿もいいけどやっぱりゾウじゃねという声があります。
近くで見るとバスとかディーゼル機関車のような、生き物をやや超えた別のものに見える。パワーと重量の塊である。この子は子供だが、なんていうかもう。
京都市動物園は、観客の傍までゾウが来る。電気柵を使うことで距離を縮めているのだ。そのため水で戯れるアクティブな姿をはっきりと目にすることができる。昔は全国どこでもそうだったように、堀に囲まれていて、ゾウは遠目に見物するものだった。今はこのように、
たいへんに柔軟な躍動を見ることができ、
ゾウ・・・? 宇宙人に近い。。。
オブジェのようでもある。
ゾウのポテンシャルはもっと検証されるべきとわかった。
他にも色々いるんですよ。
タンチョウはすごく神経質な人で、いらち。
エレベーターのボタンをカチカチカチカチ押し続ける人のような落ち着きのなさと行動の鋭角さが鬱陶しい痩せ型中年男性を彷彿とさせた。イメージと違う。
ふくろうは眼光が鋭く、機械仕掛けのスナイパーだったが、鳥類らしく毛づくろいをモサモサと行っていて、少々可愛い。
ペンギンはもうペンギン以外の何者でもなかった。
彼らはペンギン、安定してペンギン。
砂漠にすむ最小のイヌ科動物・フェネック。
イヌなのに好奇心からか草をはむはむし始める。
サイズそしてルックスは完全にナウシカの肩に乗ってたアイツ。
沼の重鎮、カバ。
縄張りに入れば誰でも襲いかかり、時速40㎞で追走し、年間約3,000人が命を落としていると言われる。動物園という舞台においてはあまりにメジャーな定番メンバーだが、私生活では殺人鬼。そしてこのステルス性能。すごすぎる。
フラミンゴのところはちょっとアンニュイなモデルみたいな。
ショーの舞台裏といった趣。
「あたしが一番だって言ってるでしょ!」「キーーーーーッ!!!」
騒いでバタバタ走り回るやつがいて、無視したり、感化されたり、なんか業界ぽいですよ。
あと掲示物が地味に秀逸だったりします。
食べられる前提のテンジクネズミ各位。
こんなにいっぱい名前ついてるのに・・・ よく見ると名前のほとんどが食べ物。
カメコーナーで異彩を放つのが「スッポンの美夜子」。
完全に個人経営、場末のスナック。
さすが夜行性。夜しか顔を出してくれません。
「イノシシ肉の美味しさと薬効に気付いていた人たちが『いつでも食べてえなぁ』と考え飼いだしたのが始まりだといわれている」
\(^o^)/ いつでも食べてえなぁ
人類史に刻まれるべき名言。
吉田www \(^o^)/
色々突っ込みどころが多すぎて全く飽きません。素晴らしいことです。
「もっと俺達を学ぶんだな、人類」
\(^o^)/ はい。