【diary】H28.11/30(水)~12/6(火)
とうとう冬になった。もうここは夏ではない。
もう夏じゃないんだなあ。ふう。(未練
○ 11/30(水)
職場が第二の家庭になっている人の特徴:やたらと食品を配り歩く。
「なんとか海老のビスク」それって何ですか。家で作るたぐいのものなのか。
本社のHPに掲載するトップ画像の仕様というのが厄介で、奇怪なサイズ指定がある。
やたら横に細長い長方形で、そんな構図を想定して撮影を行う奇怪な人間はこの世に存在しない。本当に細長い。だいたいはトリミングで削り死ぬ。これをトリミング虐殺と呼んでいる。大体の写真は無茶なトリミングに遭うと死ぬのである。
また、普通に暮らしている事務職員は「72dpi」の概念を知らない。しかし初見で申請要件を満たさねばならない。解釈だけで半日を費やす。
あとの半日は「出るだけでいいから」と言われた会議で「じゃあそっちの課題解決よろしく」と実務ベースで振られる類のあれ。阪大の石黒教授に発注して事務ロイドを作ってもらう必要がある。それを会議室に置いておく。ぎゃはは。
重要な意思決定はさっさと行う。直観が大事。
○12/1(木)
えらい人会議の調整がようやくあれする。
えらい人というのは量子力学に近づく。ある日には「その日時はちょうど空いてて来れます」、と言っていたのが別の日に聞くと「いやその日時はもうなにそれの予定があれで来れません」、と観測結果がまったく安定しない。凡夫は古典力学で、大体そこにいます。わあ。
用事で歴史を辿ることになるが、医療や保健福祉の記録がほぼまるで無い。なんだこのペラッペラな。比較的新しい観念なのか、ろくな記録がない。しかし市史の多くのページは「傀儡師」の記録に費やされていた。胸熱。
○12/2(金)
イベントの会場がない。押さえなくてはいけない。
ないものはない。ないんだ。わああ。
タスクはある。解決案も模索はできる。問題はいつも「誰がやるの」。
うかつに切り出すと「あんたやりいや」「おれ知らんから」で終了。
この持っていき方は、上席者の権限と、課題解決のための協議の場が不可欠で、個人で勝手に動くと死ねる。わあい。
「梅田」の全体像を捉えるフェーズに着手する。これまではミクロパーツの変異的解釈であった。視野のレンジを、足元レベルから一気に数百メートル先へ拡張させる。
阪急百貨店の展望スペースから街を見下ろす。街は街だ。別に生き物でも何でもない。それをどう揺さぶるか。ぎぎぎ。ぐぐぐ。ぷう。
夜、Illustratorをやる。ださい。フォントがださい。全体的にださい。
遺伝子を呪う。まるで生涯生粋の公務員のようだ。ゲラゲラ笑う。嗚呼、
○12/3(土)
ダサさを、超えろ。午前を推敲にあてる。忘年会の通知みたいなものが出来た。わあい。
茨木市駅周辺によい古本屋がないか探る。ない。
都市論が必要なのだが、うちの図書館にはない。個別の建築論まで。蔵書全般が20~30年前ぐらいのトレンドで止まっている。やはり独自に調達・研究が必要。
イラレを通じて、フォントがデザインを支配していることがわかった。
フォントはモデルの表情と同じぐらい支配力がある。
フォントがださいと、全てがださい。
光明\(´-`)/が見えるという( ´―`) ことがあると いいね
○12/4(日)
アートエリアB1企画「クラブ電車 ~ストラクチャーの冒険~」参加。
これは京阪電鉄の車輌を貸し切って、車内をクラブ化するという面白い企画である。走行中の電車が、日常の時空間をやや無視して、
たわんでのびて縮んで揺れて、音に包まれる。車体が音を抱きかかえているとも言える。ふわふわもする。
鈴木裕之氏の絵が可愛い。全部観るのは至難。
不穏な絵が次々に描きあげられて掲示される。クールな見世物小屋
通勤電車って陰鬱だけど、空間を見直すと面白いよねって話
ホーム上の人たちは何が起きているかあまり分かりません。
こっちはこっちで出来上がっているし、平行線に終わります。
ガラス一枚隔てた世界の断絶が妙に心地よい。
この後は後輩が「お金がありません」「私はお金がほしいんです」と心情を吐露し続け、
さらにその後は雨がしっかり降り、
そしてさらにその後は写真について仲魔と語り、「ルクアはリア充の居場所だから怖い」とぼやきながらルクアで飲酒しながら談笑、
またその後にはもっと仲魔と合流して、
中之島のプレ・イルミネーションを撮影し、充実しつつ空腹で、店を探すが日曜の晩のオフィス街にそんな気の利いた居酒屋はなく、淀屋橋の座ワタミでようやく飢えをしのぐことに成功。
日頃憎んでいたチェーン店に感謝をするという結果になった。合掌。
○12/5(月)
挿入して数分で「勃起が足りない」「だめだ、お前はだめ」と外人に英語で叱責されるという後味の悪い夢を見る。何がだめなのか全く理解できない。
重要な選択を行う。人生は出会いと別れの陰陽道である。出会い続けるだけの単調増加直線であればよかったのに。非線形の神を呪う。歌う。トゥルルー
イラレを通じてポイントが判ったので資料のフォントやサイズ、並び、配置にやたら手を入れ始める。それでいきなり客が増えるわけではない。だが効果は後に必ず出てくる。と思う。信仰のはじまり。
プロジェクトの立案から始動あたりのフローを整理する。工程を活用して、
残り少ない時間で「梅田」の全体像の解析・探索作業を詰める。
○12/6(火)
先述の「電車クラブ」を動画撮影していて、youtubeにupし、著作権侵害の訴えがあった。「特に明記なかったのに」と当初ここで書いていたが、後になって、当日の配布資料が出てきて、よく読んだら【重要:ご乗車にあたって】という注意事項の欄に「公演中、動画の撮影および録音はご遠慮ください」と明記してあった。
何たる失態だ。
めもあてられない。
( ゚ p゚ ) 墓を買いたい。
眠気を覚まそうとすると余計眠くなり沈殿する。私は澱。
記憶とは何da.
くつしたを買うついでにヨドバシカメラの上の階を調査するが、眼下に都市景をおがめる窓はない。完全な密室の箱である。あの建物がほぼ丸ごと密室だと考えると少々不気味だ。