nekoSLASH_記録編(日常・登山)

『nekoSLASH』分家。日常、登山、廃墟、珍スポットの記録集。

【diary】H28.12/14(水)~12/20(火)

【diary】H28.12/14(水)~12/20(火)

 

冬がのしのし。

 

冷たい花が咲きますように。

  

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(´-`) Ice.

○12/14(水) 

 オスプレイが落ちる。いわんこっちゃない。落ちるときは鳩でもハヤブサでも日航機でも落ちるのだ。

強烈にこてんを意識する。

Koten.

これを何とかしたい。うおお。あたまかかえる。

だが現状は循環器の記事に相当てこずる。心不全とは何か。不整脈とは。

例えば。

次のような原稿があるとしよう。

「当科では心不全不整脈、閉塞性動脈硬化症、冠動脈疾患、PCI等を積極的に手掛けており、また全身の高血圧についても」というDr.の一文があったとする。さあどうするか。これは難問である。このままでは素人にはわけがわからない。セグメントの分類・整理をしたよね。しかし教科書と現実は違う。どこフォーカスにすべきか。難しい。

 ○部位

 ○重要性、困難度

 ○自科の主に引き受けたい顧客層  とか

で、あれこれ調べていて悟りを開いた。心臓とは電気信号で動く不思議なマシンなのだった。どくどく。

 

自治体の首長がblogによってバズり、全国区で話題となる。

 

12/15(木)

心臓はマジで電気で動いているらしい。マジか。

なので電気信号を送る部位が故障すると、誤った命令に従って乱れた脈を打つ。カテーテルアブレーションとは、不整脈を起こす誤った電気信号の源を、高周波電流で焼切るという治療法である。荒っぽい話だが現代医療は繊細さとワイルドさの両立で成り立っているらしい。

拍動の制御などの複雑なメカニズムを、医療現場の組織体制や勤務状況にうまく例えたテキストなどを発見し、地味に感動した。心臓をナースステーションに例えるという知性。

 

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空が綺麗ですよね。

 

ただし綺麗なものは、額面通り肯定できないものもあります。

例えば都市。

行政は暴力機構であり、都市計画も住民の顔や、多層的な歴史を見ることなく、亡霊のような古い計画に基づいて、一斉に景観を組み替える場合があります。そうして生まれた都市はきれいで清潔で、そして何の表情もないであろう。いやだなあ。髪の毛が伸びたのでカットに行きました。

「『聖の青春』は、彼が病気だってことの説明があんまないんで、松山ケンイチがただただ残念なだけの人に見えるんすよ」店長はこう語った。興奮しすぎて咳が止まらなくなったのでリアルゴールドをくれた。わあい。

白髪を染めた。私はもうだめだ。

 

○12/16(金)

 

意識の連続性がおかしい。ハッと気づくと布団から立ち上がり、シェーバーをかけながら尿意と苦闘、

TVは5:50を過ぎ、真っ暗なお台場の通りからお天気の阿部華也子が巨大な耳あてをして登場。アップのうちに撮影しようとするがすぐに画面が引きになる。スクワット開始。

気付くと阪急・西宮北口駅で眠りから覚める。曜日の感覚はない。溶けた鉄筋の継ぎ目のように毎日が間断なく襲ってくる/滑り落ちてゆく。

鬼の首をとったように苦情を申し立てる人は、自分が品性がどうの人としてのレベルがどうのと言いながら、その言動が人としてのレベルを自己毀損しており、神様、はやくみんなを金剛界かどこかへ連れて行ってあげてください。

 

忘年会を焼肉する。先輩のお子さんがくる。稚児とのコミュニケーションは難解。ミニカーを投げつけてくる。女性陣が異様に手慣れた付き合い方をし、うまくリードしてゲームルールを設ける。するとただお子さんがミニカーを投げ散らかしていて危険なだけだったのが、「誰が一番遠くまで走らせることができるか」「誰が一番真っ直ぐ走らせることができるか」等といった「遊び」のレベルに昇華された。感動した。

 

○12/17(土)

 

写真表現大学。

 

重大な課題が残された。

センスと四則演算。

 

デザイン、ファッション、あるいは建築でも医療でも何でも、数学的な思考を伴う領域では全て「引き算」の処理が絶対要件になる。それが出来ないとアウトプットが堆積して散らかる。はい。思い切って、部分修正ではなくゼロからミニマムでやってみようの巻。

 

一方では思う。引き算という観念を知らなかった者が、一方的に増加する函数だけを備えていた場合、そのデザインとはどういう姿を生むのか。それを試行している暇がない。くうううう。あああああ。

 

「編集」では面白いワーキングを行った。

日頃ぼんやり捉えている(と思われている)ものを制限時間内に描き出したり、逆に、視覚情報を言葉に置き換えて人に伝えたり、列挙したりする。

 

これにより映像のたぐいは、それぞれのフォーマットの中で言語の構造を持つことや、複数の映像が順序立てられている場合は、星座を編むように物語の生成が試みられていることなどがわかった。

 

星座。いい響きだ。無いはずのものを人はそこに見る。

それだ。それです。それなんだよ。

そこには写真も絵も動画も歌も踊りもない。本質は同じ。

本質は世界のやばさを引き出すこと。

うわあボンネットやばい。

 

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やばいー\(^o^)/

 

 

やばいのはあんたやという意見もあります。はい。

 

 

12/18(日)

 最優先課題が発覚する。

自宅プリント環境の整備とカラーマネジメント。プリント結果の安定化。

そして映像としての完成度の確保。

やばい。

出力結果が滅茶苦茶だ。しかも乾燥するまで3時間以上はただしい結果が分からない。

WBSをラフに書き出してみたら時間がないことがわかった。手持ちの候補を「鑑賞に堪える」だけのレベルに引き上げる作業を最優先にする。論文どころではなかった。 

 

12/19(月)

 

乾いたかな。出勤前に確認。プリント結果が安定しない。やばい。描画もやもやしてるねんけど何これ。しかもA4ではカラーノイズがはっきりと出る。深夜の都市で手持ち撮影を強いられた、当然の結果である。いやな出勤。

 

市議会の中継を見た。着地点が無さそうなところへと長い長い演説が・・・どうなるのこれ。怒号も飛ぶ。後、テレビや新聞がにぎわった。

 

えらい人を集めて会議をする。自由律散文詩のような議論であった。誰も止められない。誰も止まらない。進んでほしいところは進まない。ぎゃはは。

 

夜、またプリントが浅い。このままでは、見る側の視点が中に入らない。もしくは、うまくキャッチし入っても、次の誘導路がないので1~2秒で出ていかれてしまう。よい映像は庭園や迷宮のような構造が秘められている。遠い。

 

 

遠い。

 

12/20(火) 

経営の戦略の話をしていると必ず眠気に襲われる。トイレに立って、こっそり自席で飴とカフェインを摂るとスイッチが入る。会議室に戻ってくると急に喋り出すので「君は便所でコカインでも吸ってるのか」と真顔で訊かれる日が来てもおかしくない。血糖値を憎んでいる。

 

PDCAを回すためには具体的な戦略そして具体的な検証数値が必要・・・それらを用いて成功のためのストーリーを作れるように。基本中の基本だが、実際の現場事情を汲みながらそれらを結び付けるには、何かしら新しい仕事(=尻拭いや負担の引き受け)が発生するので綺麗事ではいかない。

 

instagramで大量の写真を廃棄。

写真というお約束、写真という王国から

一度徹底的に離れることが、逆に活路を拓くのではないか。

 

 

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誰も見たことのない世界を見たい。