2017.1.1【元旦】 梅田スカイビル 空中庭園から初日の出を見よう
( ゚ p゚ ) 年が明けました。ウエー。
吐くわ。
人類は普段朝遅くまで寝ているくせに、初日の出となると謎にやる気を出し、殺到するという習性があります。
べたに「関西 初日の出」で検索すると、なんと梅田のスカイビルが出ました。おや。
スカイビルって知ってますか? GoogleMap先生よろしくお願いします。
梅田スカイビルの地理
関西人ならみんな知ってる。知ってるけど忘れ去ってる可能性大。あれだよ、梅田貨物ヤードの下をくぐっていく、あれだよ。
ここで初日の出を見ようと思う。
元旦の基本情報はこれ。
○元旦の営業時間 5:00~22:30(通常 10時開始)
○元旦の日の出時刻 7:03頃
「元旦」と書いていると 「元旦那」に見えてくる。ゲシュタルトがだめだ。
○元旦当日の梅田スカイビル(行列)
5時の梅田集合で仲魔と落ち合う。のんびり行きました。すると
5:14 スカイビル・エレベーターへの通路。
なにこれ\(^o^)/
家でおせち食っててくれ。あかんか。
ヨドバシカメラ梅田店の裏には、ビルの影に大量の人間がぎっしりひしめいていたが、ここでも静かに人間が ひしめいている。私もひしめく。うわあまじか。
5:20
\(^o^)/ 先が長い。
まじかといか言いつつ暖かいので、別に待つのが苦ではない。
ただし眠い。マイクロスリープを繰り返す技術力が必要。
もうすぐエレベーター。なんで行列になっているかというと、39階チケットカウンターまでは2台のエレベーターで徐々にさばくしかないため。展望台が人でパンパンということはない。
5:45ぐらいにEVに乗り、やっと自由行動がとれる。
○スカイビル空中庭園展望台
6時前、展望階。
しょうみ1時間弱の待ちで来れたから余裕なほうかな。
暑いぐらい。暖房がよく利いている。つれが暑さでふらふらしている。わああ。
穏やかなムードがただよう。気が緩みますが、ここで初日の出を見ようとしてはいけません。
ああ楽になりたい。寝たいなあ。まだ1時間以上待つんでしょう。あああ。
しかし先客は皆、陣取り方がばらばらで、日の出の方角を理解しているか謎。そもそも初日の出を目的に来ているかも謎。このペースに浸ってしまうと酒飲んで寝てしまうので危険。
人の座れそうなところは大体座っている。カップル席で7時までまったり待機できたらそりゃあ幸せだと思いますがよ。いいなあ。幸せを絵に描いたようなことしやがって。一日だけ中学生に戻れるならこういうことをしたいと思う。ベタな正月写真なんかを撮るより良いんじゃないかという説もあります。あるんだがないことにしよう。ない。
○屋上:スカイ・ウォーク
かなりの混雑です。よい位置は厳しい。
ここで初めて場所取りの概念に気付く。みんな来てるやん。
我に返ります。地球と対話しましょう。
スカイビル空中庭園を理解しておこう。
○赤エリア:初日の出待ちの行列
○青エリア:初日の出がまともに観れるところ
これは事後にわかったことです。どういうことか。
我々はちょうど写真で「∴空中庭園」と書いているあたりに入り込めはしたものの、もろに眼前が、
6:16
画面右端のように、避雷針と建物のでっぱりにぶち当たる。
太陽はここから出てくるため、方角的に合っていても、初日の出が観れません。避雷針が大きいんだよスカイビル。みれない。
\(^o^)/ 完。
そう、スカイビル屋上は、意外と障害物ゾーンが存在する。
4時半ぐらいから列に並んで、浮気をせずにまっすぐ展望台まで来れば、場所取りは出来ると思われる。ただし最前列は壁がなく、足元に風が直接当たるので滅茶苦茶寒い。地上173mあるのだ。登山なら近所の裏山程度の標高だが、都会のビルディング単体としては相当手強い標高。
6時半頃。あとは7時になるまで物憂げに待ちます。2017年、もうパズドラをやっている人はいなかった。元旦のわりにえらく暖かい。暖冬だ。地球はどうなるのか。高次元の悩みが芽生えます。宇宙と対話をしましょう。おまえら化石燃料ひかえろと怒られました。はい。
6:50 かなり明るい。
日の出よりむしろ、日頃這うようにして歩いている大阪の街が、立体的に俯瞰できることのほうが重要。こうしてみると大阪の都市は大きい。しかしやはり東京と比すると桁違いに小さい。高層ビルと呼べるものが少ない。東京が特殊すぎるのだ。
じゃあその他の地方都市はそのまま「地方都市」という呼び方で切り捨てて、それでいいのか? いやだあああ、私達はその他大勢じゃないいいい、という怨念にも似た都市の声が、私を揺り動かします。雑草という名前の草はないんですよという昭和天皇の言葉があるよね。地方という名前の都市はないんだ。いやどうかな。わからん。
飛行機がとてもよかった。泳いでいるみたいな。
写真に関しては、ガチ勢が余所の名物スポットへ殺到しているらしく、この場にいたのはほとんどがシンプルに「初日の出を見たい人」ばかり。確かに「日本の美」とはかけ離れた光景で、昨今のハイアマチュア勢における潮流とは反している。できればみんな風光明媚を永遠に追っていてほしいなあ。ややこしい都市論はこっちでやりますから。うふ。
都市とは、無機質で非人間的なシステムの象徴として扱われるし、総体としては新陳代謝や生き死にを伴う疑似生命体のような動態があるし、また、未知の天体のごとき広くて深くて計り知れないポテンシャルにも満ちている。そのややこしさは、それなりの時間と手間をかけないと向き合うことが難しいと思います。ねちねちやろうぜ。
7:03 ワーワーする。
なんか太陽が出ているらしい。盛り上がっている。こっちは建物に隠れて見えません。ご来光の力は凄くて、皆が歓喜。わああーわああー。芸能記者のようだ。みんなメディア側の人間になったのだなあと思う。発信の魔力が人々を突き動かす。ここからは太陽が見えないんだよね。皆さんがんばってください。
7:17 ようやく初日の出。
\(^o^)/ なんだこれ
出がらしのお茶みたいな有難味の無さ。
物理的には見えたのでこれでいいです。
陽が昇ると面白いぐらいみんな醒めて、あっという間に去ってゆきます。まじかよ。目的意識がシンプルで逆にうらやましいときがある。
7:22 しばらくは太陽が横殴りの黄金の風を吹かせてくれて、梅田の街が別の星のように見えます。今、このわけのわからん星に降り立ったところで、これより上陸、探査を開始する感じ。
惑星に着陸しました、これよりステーションエレベーターを降りて、星の地面へ上陸します。的な。
あっ、 うっ。
これはいかんねむい、
(盛大に寝る)
( p_・)~゜ ものすごく寝ました。だめです。
うわもう明るい。だめだ
10:20 スカイビル終了。
地上に降りてきて、ビルの足元に目が釘付けになる。なんか形が奇妙な。窓、柱、間取り、段差のテンポに妙なアレンジが入っている。妙なポップさが逆に古さを感じさせる。洗練というか、洗練を拒否しているような、素直じゃない、おかしな建築だ。もしかしてこれがポストモダニズム建築というものだろうか
90年代の建築物だなあと思う。原宏司の設計で、1993年にお目見えした。当時最新鋭のデザインだった。しかし今や、ほのぼのとしたレトロ感がある。用いられている素材やフォルムが確実に時代の違いを物語っている。
来年もしスカイビルでまた元旦撮影やるなら参考に。
~おまけ~
○お初天神の露天神社へ初詣に行きましたで。
11:17 賽銭箱の列に並ぶ。
他のメジャー勢力:住吉大社や大阪天満宮などに比べて、はるかに小さいけれども、はるかに空いていてとても楽。フラッと入って、少々並んで、願い事を叩き付ける。住所氏名をちゃんと言わないとご利益ありませんってTVで言ってた。
猿回しがある。
2歳のサスケくんが大技をきめる。ぱちぱちぱち。
「神戸モンキーズ劇場」所属、まだコンビ結成から半年ほどで、二足歩行で歩かせるだけでも大変だったとか。福岡から来てはるらしい。綺麗な日の出を撮れたとかで喜んでないで、こういう魂を見習いたいものです。
\( ゚q ゚ )/ 皆様におかれましても、多幸感のある一年でありますよう。