【diary】H29.4/17(月)雨で揺れる帰路
天気予報はだいたい正しくて、雨が降っていました。降らなくてもいいのにと思うのですが、聞いてくれる気配もなくて、ただただ何となく降っていました。仕方がないので、傘をさして歩きます。さしたくないんですよね。でもトートバックの口から雨が本を濡らしに来るので、さします。
数か月前に買い替えた革靴、水をまだ滲みさせないので快適に歩いています。EOS 5D Mark Ⅲ、戻ってくる気配がありません。妻に家を出て行かれたような虚脱感の日々があります。代わりにOLYMPUS TG-4 Tough、片手に歩いています。粗いし、その場その場を器用にこなしているだけのようではありますが、ひとときの恋愛のように、軽やかです。
なんで急にモノクロームを? NieR: Automataに急速に惚れ込んだからかも知れません。過去の暗室のことを思い出したからかもしれません。雨で視界がぶれていたからかもしれません。最近ゲームをしていません。現実世界がゲームだと感じたからかもしれません。
今日で桜が終わると思います。待ち焦がれたようで呆気なかった。ローズ色のトイレットペーパーをまるめて投げ入れると、水を吸って膨れ上がって、便器の中に人肉の塊が沈んでいるように見えました。精力的に仕事をしたいと思っています。けれども儚いものが好きです。終わりそうなもの、終わってゆくものが好きです。雨は、そこいらじゅうのものの化粧を剥いで、脆さを見せてくれます。だから結構好きです。けれども傘がじゃまです。なので総合するとあまり好きじゃない。