2012.8.5(日)【登山】剣岳(4) 剱岳登頂2
朝。
( ゚q ゚ ) <b>納得がいかん。登る。</b>
なんでこうもこてんぱんにやられてるねん
ていう。
私に登る資格があるかどうかを決めるのは、山だ。
そうだ山に決めてもらおう。
※前回(昨日)と全く同じルートを辿ります。
特に新しい情報はありません。
早朝4時頃から山荘はあわただしく、客らはガサガサと動き回って、剱岳登頂に向けて出発していく。
意欲や興奮のようなものが立ち込めて、やはり相当疼く。
( ̄〜 ̄)ξ アアア
周囲のテンションとか熱の影響はすごいね。5時前に山頂へ向けて出発。
6:00 前剱。
昨日と違って、同じ方向へ行く人ばかり。
異常に心強い。
内心「もう山頂まで行ってたらめんどくさい。ここで引き返そう」と思っていたが、
集団心理とでも言うのか、
「そのまま行ってしまえ…」と気持ちが盛り上がること、この上なし。
剱岳は岩が美人だと思う。
崖のような切り立った岩場に、真一文字に通された鎖。
美人だと思う。
難民が国境を越えようとしているようにも見える。
暗い時代が来ませんように。
6:49、平蔵のコルあたり。
鎖、鎖、鎖。
鎖はラーメンじゃねえんだよ(怒)そんなに食えるか
平蔵のコル、越えたところ。
おおきいねー 大きいわ たまんね↑
7:02、カニのタテバイ。
一人で来たらすごく怖く、孤独というものを深々と感じたが、渋滞していると、その深遠な弧絶はどこへやら。
テンションの高いアスレチックコースみたいになってしまった。
団体客を引率するガイドは大変だと思う。
「いいぞーーーー!!!」「はい、上がってきてーーーーー!!!」と大きな声。
大変ですね。
7:15
ようやく最初の足場にとりつく。
実に15分は待たされた。アトラクション臭がします。
カニのタテバイ。
基本的にみんな軽い興奮状態なので、もたもたしてたらすごい勢いで追い抜かれる。<b>落ちろ。</b>
その付近で見つけた、猛犬のような奇岩。
犬が手を合わせて祈っているようだ。
7:37、頂上直下。
もう少し…だが、ダメ押しで急斜面、巨大な岩が待ち受けている。
地味に効く。
振り返ると意味が分らんような道、というのが剱岳登山の特徴だと思います。
7:45、剣岳頂上到着。
コースタイム、2時間45分。
小屋に少々デポあり。
周りの山々を全然知らないので人生を挙げてひとつずつやらかして
いこうと思いました。鹿島槍とかね。
そして問題のポイント:「カニのヨコバイ」。
名前の由来は、見ての通り。
カニが横這いになるように歩くコースなので、カニのヨコバイ。
先日、「取りつきの第一歩目の足場がわからん!」とさんざん苦しんだが、
なんのことはない。進行方向の左足ではなく、右側に足の安置場所があったのだ。
そこは広くて安定が非常によい。
また、この写真では
「何だ、けっこうぬるい傾斜だな」と思うかもしれませんが、
撮るものもないので淡々と下山。
9時40分頃には一服剱。
航空自衛隊\(^o^)/
U-125Aという救難捜索機らしい。
ぐるぐる回ってはった。
( o_o )ノ The North Face「EL LOBO 50」
超使いやすく快適。50Lがやや窮屈なことを除けば完璧。
楽しかったのはここまで。
デポしておいた水やら何やら、荷物を引き取って、背負うと…
(´▽`)/ <b>重い。</b>
この後の行程は
<span class="deco" style="font-weight:bold;"><剣山荘→剱御前小舎→別山(巻き道で迂回)→→内蔵助山荘></span>
絶頂を楽しんだ後、しかるべく虚脱と疲弊の地獄が開けている。
登山はドラッグに似ている。喘ぎながら私は確信した。ヤマはヤクだ、
みんな騙されるなこれはヤクだ。
つづく