【diary_新型コロナ】4/8(水)~9(木)_「緊急事態宣言」の翌日以降
今のところ、店が多数閉まり、街から人が減っているが、それ以上の大きな変化――制度や仕事の変質、あるいは身辺の危機などは無し。
「人との接触を最低7割、極力8割減らしていただければ、必ず我々はこの事態を乗り越えることができる」と総理からお言葉を賜りました、名もなき臣民Aでございます。が、むり、でございます。なぜなら日本が誇る「3キン」、すなわち、"HIKAKIN"、"SEIKIN"、そして”TSU-KIN”(通勤)のうち3番目に我々は属しており、自営するのできるコンテンツを持たず、コンテンツにもなれない。会社など経済の一部である。そして「自粛せよ」と求められると同時に「日本経済を絶やすな」と厳命されておるからです。
これはダブルスタンダードであって、虐待・DVの基本的な構造となっており、2つの真逆の命令(というより強制力を伴う選択権)を与えるので、どちらの言うとおりにしても反抗=「詰み」となるため、詰んで罰を受けるか、その場その場で瞬間的に空気を読み、神がかり的な変わり身によって自分を棄てながら刹那的2択を当て続ける芸を磨くしかございません。
後者のそれは伝統芸で、主君の気まぐれや体裁次第で、露のように首やお家が吹っ飛ぶ武士道なるものに通じるものがあるでしょう。ほほほ。2020年、今もそうなのじゃよ。ほほほ。
通勤します。はい。
別に苦痛じゃないのが凄いんですよ。こうやって書いてると、日々疑念や不満、新型コロナへの不安を募らせているように見えますが、そうではない。無心。
物理的に「通勤」をやっているとき、私は神の見えざる手、否、見えざる経済の歯車の巻き上げる糸により、円滑かつストレスなく運ばれてゆきます。皆さんもご同様。
◆4/8(水)
( ´ - ` ) 「緊急事態」の特別な空気はない。
4/1、2の人出と比べれば確かに減っている。2割減ぐらいか。コロナ以前と比べれば、4割ぐらいに減った気がする。が、「緊急事態宣言」による、目に見えた抑制効果というのは、いまいち感じない。
これも翌週には、それぞれの店舗や組織で具体的な指針に基づいたアクションが取られるだろうので、また変わると予想します。
学生が一切いないのは、効果大です。毎年、4月は学生ラッシュがすごくて滅入るのだが、それがなくて楽。
駅校内コンビニも間引き営業。
博多行きが安い。安いのは良いんだが、今行って何かあったら氏名職場色々晒されるだろ。おそろしくてよう行かんわ。
日本には西欧先進国にはない抑止力学がありまして、目には見えないけれど神の罰のようにして強力に機能します。科学や信仰とも異なる住民相互監視メカニズムによる力です。これは共同体での定住、歴史がより強い地方においてより強く機能します。その最上級に「ムラハチブ」という、共同体の内において特定の個を分断する恐怖の仕打ちがあります。神より怖いもの、それが村。今は離島に行ってはいけません。
「旅のことを 考えるだけで」、旅に出た人のことをTwitterで叩いて晒して勝ち逃げする輩のことが目に浮かびます。
受け入れ先(逃げ込み先)の島根、鳥取、石垣島などはいい迷惑で、怒ってると思いますが。群馬や長野もそうかな。
冒頭のダブルスタンダード的な束縛状況から抜け出すには、ダブルスタンダードを与える側に回ることが、最も有利で低コストな解答となります。つまり「いじめられたくなければ、いじめる側になればよい」。これにより謎に秩序が保たれ、一方で、クラスター化した京都産業大学には苦情を超えるレベルの暴言や脅迫が寄せられており、そんなものは秩序とは呼ばん。あかん。あかんぞ。
( ´ - ` ) 文句言ってないで仕事をします。
しました。
帰るぞ。
興味深いのが、飲食店や服屋などで、開いている店と閉めている店がバラバラだということ。
これは「緊急事態宣言」を出しつつも「休業要請」までは出せていないためだ。大阪府はパチンコホールに対しては要請を出したが、飲食店、居酒屋をどうするかなどは「自粛」呼びかけのままで、2週間後に自粛の効果を検証したのち、「休業要請」に踏み切るかを決定するという。
551に人が並ぶのは、優れたソウルフードであるためだ。お土産にも良いが自分で食べてもうまい。
全国チェーン、大手の店舗は足並みを揃えて、緊急事態宣言の期間の終わりまで休館にする傾向にありますね。個人店舗の動きはゲリラ的。しかしこれでは色々と文化が死ぬぞ。
バニラじゃない、あれは・・・いちごナビだ。
この状況下で風俗求人の広告車を走らせてるとは大阪すごいな。やるのか。
そういえば、パチ屋は休業と決めたのに、新今宮(※例の西成エリアの近く)のパチンコ屋だけはオープンしていたらしく、朝からおっちゃんらが並んでた旨がニュースで流れていた。だが彼等を責められない。彼等におけるパチンコは、我々のパチンコと定義が異なる。大阪は近年、東京化が進み、やっと大学デビューしたような初さがあるが、画一的に「大きな地方都市」と括れないものがあるのですよ。たぶん。
帰路のルートをアレンジしてみたが、マスクはない。ないのだ。
ない。
お初天神商店街、客はほとんどいない。通行するために歩いている人が主。それでも飲食店は5割ぐらいは開いていて、店員が店先に立ってPRしている。道の真ん中での客の呼び込みも、激減したものの、健在だ。なりふり構わないのがすごい。
実際、客もまばらだが入っている。常連客のいそうな、小さい店はやっていたりする。カラオケ屋がやってたのには驚いた。へえー。
魚のいなくなった居酒屋の水槽。
はい。神社の横の通りは大体閉まってる感じ。店員がうろうろしててやりづらい。
今はZoom会議をしたり、Web会議用背景画像に凝ったり、人の会議画面を赤く塗って荒らすのが流行りですから、人がリアルに会って話す必然的はだんだん減じてゆくのでしょうね。今回の騒動が大きな転換の契機になるかな。居酒屋の「居」は他の言葉に置換され得る。
がんばれるかな。
この晩は、がらんどうになった街の様子がTVで取り上げられ、東京は終末感が漂っていた。が、やはり個人の店は迷いながらも開けていたりするようだった。そらそうや。「生活の維持に必要な」営業だからだ。
中国の武漢は封鎖を2か月半ぶりに解き、航空路線や高速鉄道が動いているようで、人や車が列を成す様子が報じられた。ウイルスにとっては僥倖だろう。
4/8 国内感染者:4667名
<4/9(木)>
日々、通勤の行き帰りの合間に記録撮影を行っているが、ルートを若干アレンジすると、普段よりも人との接触を大幅に減らせたりするのが興味深い。
駅からの最短の主動線を少し迂回するだけで、人がいなくなるのだ。
通勤電車内や駅構内は、相変わらずあまり人が減っている印象がなく、社会的距離2mが有名無実化している。
しかし、梅田は百貨店や映画館、パチンコなど大規模商業施設・娯楽施設が多いので、軒並み休館になると、それら商業エリアへ向かう従業員の流れ自体が消滅する。普段のルートを少しはみ出せば過疎っているので、やはり「緊急事態宣言」の効果はあるとみるべきか。
サラリーパーソンの多くは同質性の高いオフィスエリアへ向かうため、経路上の恩恵を
警官が見張っていたり、体温センサーが待ち構えていたり、そういうことが一切ないのは助かるのだが、他国からすれば確かに不可解だろう。
私たちは組織や官公庁など、経済の一部と化して共同体を営んでいる。個はあるようで溶けている。
だがある日突然、発熱と倦怠感によって共同体から心身は断ち切られ、私達はただの一個の人間だったことを思い知るのだろう。知るのはいつも事後だ。
ウェイウェイウェイウェイ
( ´ - ` ) 仕事をします。
( ´ - ` ) しました。
「緊急事態宣言」がGWにがっつり被っているので、部内で「どうせ外に出られへんねんから、GW自体を延期してくれへんかなあ」「宣言以降に、コロナ落ち着いてからGWはめたら、みんな遊べるから経済効果あるやん」とわあわあ言いました。わあわあ。ずらしてくれ。
東京の感染者数が181人を計上。これまでで最大です。経路確認できない感染者が67%。
そういえば最近、イタリアの話を聞かない。3月末頃、一日の死者数が800人、900人と最大値を更新している頃は連日報道があったが、4月は減少傾向にあった。それでも6日にまた636人に増加。
苦戦しているのがフランス、NY。イギリスも増加中。
東京、大阪が同じ轍を踏むかどうかが常に話題となるのだが、いまさらBCGを射ちに行っても仕方がない。ゲラゲラ笑って免疫を高めるか、家でプレステするかだ。
家の電球が切れた。
だめもとで行ってみたら、ヨドバシカメラ梅田店は開いていた。これは助かる。ホームセンター及び総合家電屋は、立派な社会インフラですよ。
食い物はないが、隣接する「リンクス梅田」で食品を売っている(高付加価値品がメインだが)。アウトドアコーナーで登山用の湯戻し食品などはあるし、最近できた酒コーナーも充実。市販薬も売っている。
手の消毒用ジェルが1980円でワゴン売りされていた。迷ったがやめた。石鹸でいい。私は、石鹸信者だ。
SAOってまだ続いてたのか。
Webニュース、休業前の最後のスタバに大勢詰めかけて行列ができていた旨の報道。えっ。スタバですよスタバ。2004年2月に吉野家が牛丼の取り扱いを停止した時も名残惜しさから食べに行く人が続出したが、「人間は離別に弱い」という致命的な弱点があることが改めてわかった。「惜しむ」存在なのだ。それが愛の正体なのか。わからん。
FF7リメイクが4/10発売とのことです。店頭デモをSONYの巨大高精細テレビで見て、びびった。
今までのCGキャラは、プラスティック人形のような「ツヤツヤ」、非の打ち所のない美肌が常識だった。本作では、肌のぶつぶつ、ザラザラとした、細胞的なリアルの描写を徹底している。
そういう路線なのか。リアルを追求してファンタジーをやるのか。「ニーアオートマタ」のように記号的な戯画化を3Dに立ち上げるのではなく、リアルな「人間」をやるのか。
だがそのせいか、エアリスとティファは原作のイメージ(ポリゴン越しにユーザーが想像で出逢う人物像)から、地域ナンバーワンのキャバ嬢と化した。
ウイルスに怯えながら、最先端の映像技術を究め、消費していく。近代と現代(現在)は、混ざり合っているようだ。変なの。
変なのは民衆だけではない。80年代なる時代を築いた元・気鋭の糸井重里が、変だ。
事あるごとに謎に安倍首相を擁護し、「責めるな、自分のことをしろ」と投稿、炎上。変だ。やんわり言葉で体制への従順を謳う。何を考えているのかよく分からない。考えていないのだろうか? 援護射撃コピーライトの受注でもしたのだろうか? 全く効果がなく、逆に皆に疑念、危機感を抱かせる結果となっている。
人がいない。
グランフロントとJR大阪との連絡橋も、人がいない。店を閉め、オフィスもテレワークに切り替えているのだろうか、あまりに少なすぎる。グランフロントはオフィスが沢山入っているのだが。
テレワーク、自宅待機となれば、確実に隠れ飲酒は増え、リモート酒乱などの新たな害が生まれることだろう。おそろしい。そうなる前に手持ちの酒を飲んでしまわねば(←クズの発想)
けど帰りの電車はそれなりに混んでいる。
だからもしも私が新型コロナ感染した場合、もはや経路は、①通勤電車、②職場、③買い物時のレジや商品、④実家、に絞られる。(※筆者には現実世界に羽目を外してウェーイする友達や仲間がいません)
めちゃくちゃ出歩いて遊んでるように見えるかもしれないが、梅田のど真ん中で乗り継ぎをしているので、買い物を挟んだりルートを変えた旨を可視化すると、舐め腐って遊んでるように見えるだろう。実際は誰とも言葉を交わさず、何も触れず、誰も口説いたり抱きつくこともなく、亡霊のように歩いている。そうよ私は亡霊。
TV&Webニュース。
国の「緊急事態宣言」対象から飛ばされた愛知県、京都府から「いやうちらも入れろよ」「なぜ飛ばしたし」と要請の表明。独自の経済支援策も検討するとのこと。
国は「休業要請」の範囲に多くを含まなかった。これは多くの店舗が強化版「自粛」の継続を強いられ、休業補償の対象外となる事を意味する。骨抜き宣言ではないのかしら。どうなんすかね。わからん。営業を続行する店舗が減らず、感染を押さえることが出来ない、との懸念が散見された。
東京都と政府の間で「休業」の対象をすり合わせ。
ネットカフェは「休業」を強いられそうな気配。多くの生活困難者が路頭に...
路頭に...
私の写真と文章は、私の1日の中で見えたものしか表していない。
何も分からない。ないないバー。
4/9 国内感染者:5548人