( ´ ¬`) ついに回避しきれず新型コロナ被弾しました。わあい。5回もワクチンバリア張ってきてその都度無敵じみてたけど、食らう時は食らう。厳しい掟です。ただ、症状は超軽症でした。しかし謎に不快でしつこい。普通の風邪やインフルとは違う趣を感じましたので、体験録を残します。あーあー。
この新型コロナ禍も3年目を迎えるに当たって、2022年夏頃から私の中である念(邪念)がぐるぐると渦巻いていた。
「私もそろそろ罹らないといけないのでは・・・」
なんだかんだでみんなコロナに罹ったり、身内・家族が罹ったり、学校・保育所で陽性者が出て子供を自宅預かりになるなどしてなんやかんや休んだりしてるのに、私だけこの世界規模のパンデミックと無関係なまま時が過ぎ去っていたのであった。おいまて。コロナに振り回されながらも、コロナが都市伝説のごとく他人事で終わっていくのは何ともやるせない気持ちだった。それは体験主義者としては耐え難いものがあった。謎の葛藤である。
しかしここにきて、不意に何の脈絡もなく、コロナに感染していた。
なぜだ。
由来が分からない。そして、症状は超軽いのに、めちゃくちゃ不快だ。
これは記録しておこう。
1.感染の経過、発症時の状況
- 経過
1月2日に症状自覚、1月3日に抗体検査キット →陽性
1月12日まで在宅療養。1月13日から職場復帰。
- 発症時
完全に「インフルだ」と確信(誤認)していた。
11月にインフルとコロナ(オミクロン)のワクチンを両方打っていたので、仮に感染しても症状は曖昧になるだろうと予測していた。
ワクチン接種済下でのインフル感染は2回ほど経験があり、それがどんなものかは知っていたからだ。寒気や関節のだるさといった典型的な症状は出るが、不完全燃焼で、こっちを殺りたいのか殺りたくないのかハッキリしない感じになる。
発症時の症状は、インフル × ワクチンと全く同じようなものだった。
- 体の内側から来る悪寒 + 発熱が加わり、混乱した感じ(曖昧)
- 体内に籠る熱 →38℃をピークとして37℃台の発熱(曖昧)
- 四肢の関節のだるさ(曖昧)
( ´ - ` ) 当時の私「はいインフル~。おつ~。」
ぜんぜん乙ではない。むしろ始まりである。「5千円賭けてもいいですよ?良いですよ?」と自分で自分に言っていたが、ジャパニーズコロナ感染者ブレインファックである。理性が死んだる。義務教育受けてきてこのざま。
- 感染の要因
全く分からない。
闇飲み会とかしてねえし。
ライブハウスもパチンコも風俗とかも行ってない。
そも、人間との交流がない。
通勤電車に乗って会社に行くぐらいしかリアル人間交流のない私には「罹る方が難しい」のが新型コロナである。インフルとノロしかなかった平成の時代には、まだ普通に飲み会があり、周りの人とも遊びに行ったりしていたが、令和4年の年末はTOKYOに行って独り無言で美術館をラウンドしたり、家でYouTubeとアマプラを見続けるだけの機械と化していたので、おいそれTOKYOがあやしくないか。しらんしらん。新宿、渋谷、恵比寿、六本木、新幹線(のぼり/くだり)・・・犯人はどれだ?? いや誰もわるくないょ。多分。
2.主症状、特徴
軽症も軽症で、在宅療養舐めライフで済んだ。さすがオミクロン対応ワクチンである。
だいたい37℃台で推移。ザコい。
もしコロナという疾病が国を挙げて感染予防に取り組まれていなかったならば、悪い職場だったら「そんな程度の症状でしんどいとか言うな」「気合いで出てこいや」と言われていただろう。そのぐらい軽症で済んだが、まるまる療養期間を貰えた。昔、平成の世では「インフルで休む奴は気合が足りない」と無茶苦茶な精神論をぶつ輩が跋扈していたものだが、令和は良い世になったと思う。いやどうなんやろう。わからん。
しかし不快さ、汚さはこれまで経験した疾病(言うても風邪、インフルぐらいしかないが)の中ではけっこう厄介であった。とにかく汚い。鼻水と痰=感染源を出し続け、咳し続ける大型肉食動物、これは汚い。私、ウイルスの乗り物、家畜のようなものである。本当に生存戦略がよくできている。
発症後の主症状はこちら。強さ・しつこさの順で挙げてみます。
- 鼻水 → 痰
最初~中期の最大のヤマ場、最大の障害。感染源を撒き散らしてる上に止まらないのがやばい。ティッシュとゴミ箱と一緒に生活しないといけない。同居家族が居なくてよかった。感染撒き散らしてて、私ウイルスの乗り物やん。グエエェ
体のどこで作ってんねんと思うぐらいフル回転で鼻水を作り続けていて、それが咽喉に落ち続けるので、痰縛りライフ。たんたんしていた。ゲボる。普段は絶対やらないが、飲み込めないので口からティッシュに吐き出して捨てた。
更に、痰→咳への永久コンボが約束されていて極悪。咽喉の痛みとのコンボもタチが悪すぎる。グェエエエ。グェエエエッ。 - 咳
めちゃくちゃしつこい。最後までのお付き合いになります。
今こうして書いてる最中も、刺激するとゲボる。人と会話するとゲボる。
咽喉にどれだけ傷が残ってるんだろうか。へたくそグラフィティ痕を残された店のシャッターみたいな咽喉です。グアア ゲボッゲボッ。 - だるさ、無気力感、気持ち悪さ
曖昧だがひたすら続く。今もおかしい。
熱が出る前のだるさみたいなのが何かあって、常に気力がない。
レーダーを濡れ雑巾で塞がれているような、変な感じがする。
なにこれ??? だる( ´ ¬`)
これが最後の最後まで引きずりそうな気が・・・ - 咽喉の痛み
違和感→腫れ?痛み?→強い痛み。発症2~5日後がピーク。
1週間続くかどうか。それ以上続いたら危なかった。
痛みは精神を削ります。いつまでもズキズキ痛いと、もう精神の何かが「ブチッ」て切れそうになるねん。あれ何なんでしょうね。 - 37℃台の発熱(曖昧)
本来はこれが主症状になるが、ワクチンによって完全に封殺。発熱の存在感が本当に薄かった。初手から勝ったも同然。
ピークの3~4日は寝ていたが、生活そのものは普通にできる。
なお、発熱のだるさ・しんどさは、3で挙げた「無気力感」とは異なる。当初は一体となっているが、軽快してくるにつれて別のものとなってくる。なにこれ。 - 口内炎
これは短期間ながらきつかった。
コロナとの因果関係は不明だが、酒もカフェインも摂取していないのに舌の付け根と唇の内側の2カ所に唐突に口内炎が出現。咽喉の痛みと相まって最悪、口も咽喉も両方痛いとか、無理です無理。朝昼晩にアイス食って口と咽喉を癒しつつ、ビタミンと亜鉛を連打する作戦に出ました。グエエエ。 - 味覚変化(苦み強化)
症状ピーク時に、飯の苦みだけが増強するという症状が現れた。「あ、これはまずい、ただの風邪とちゃう」と思った。
サラダが苦い。
どうもコロナに限らず、インフルでも味覚変化は起こるらしい。なにこれ。
体内から亜鉛が減っていたのだろうか。すぐ治った。
あくまで私の個人的な記録である。身の回りの感染経験者に聞いてみても、全員の主症状がバラバラなので、コロナというやつは全く「症状ガチャ」と呼ぶにふさわしい。次にもし感染しても、株・型やワクチンの効きによって、再現性があるのかどうか不明である。
そういえば頭痛もなかった。
3.対応(検査、療養)
- 検査:抗原検査キット
なんせお正月、診療所や病院の発熱外来が停止している真っ最中に発症しているので、頼れるのは検査キットのみ。
ロシュ・ダイアグノスティックの5個入・一般用キットを年末に買っておいてよかった。常備しておくべきである。
「発症から24時間は空けないと正しい結果が出ない」と職場でも話題になっていたので、十分に時間を置いてから検査した。
鼻水・粘液をねぶった検体を入れたらすぐ「T」部分に線が浮かび上がった。すご。ここに出たらアウトです。はいアウト。ちな、「C]は「コントロールライン」で測定が正常に行われたことを示す線。
12月下旬に体調不良で試しに使ってみた時は30分待っても何も起きなかった。出る時は出るんですね。うへえ。「一般用」検査キットが有用であることが分かった。
悔やまれるのは、謎に入手していた「研究用」検査キットも同時に試して対照実験するのを失念していた点。うわさでは何やっても結果が陰性になるという。次なったら試そう。
ただ、これがインフルだったら何の判定もできず、症状抱えたまま医療機関が開くのを待つしかなかった(しかも医療機関も迅速結果が出せる所は限られている)。なので、今のダブル流行シーズンでは「コロナ・インフル同時検査キット」を使うのが吉だろう。しかし全国的に同時検査キットが品薄、5回入りは在庫あっても14,000円する。ヒエー。大阪―東京の新幹線代(片道)に匹敵する。ヒエー。買う気にならんですなあ。
- 療養、対処
在宅療養でひたすら家にいた。病院いらん。
対処は、対処法で、症状に応じた市販薬を入れるだけ。
あとはダラダラする。
「出来ないこと」も悪化リスクもないので、市役所・保健所に連絡も入れない。なので「新規感染者数」にも私はカウントされていない。こういう感染者は大量に要ると思う。9月下旬から全数把握の見直しがなされて、軽症者にとってはまあ、繋がらない電話をかけ続けるような手間がなくなったのでよかったかもしれない。
あと意外にも「ふとんに入って寝る」といった通常の発熱時ムーブはとっていない。
ガチ寝すると逆にしんどかった。つまりずっと寝るほどのしんどさは無かった。しかしいつもの休日のようにデスクトップPCでブログ編集する気力はなかった。ソファを持ってきて枕を置き、スマホでYouTube流して横たわっていた。ぐええ。熱が下がってからはひたすらPCでDVDとアマプラを垂れ流した。
4.役立ったもの・薬
ようやく有用な情報です。さきの症状と対応した市販薬があるといい。年末に備えを買いに行っておいたのがまさかの先読みで役立った。
- トローチ:○
「コルゲンコーワトローチ」、地味に良い働きをした。舐めると咽喉の痛みが多少マシになる程度だが、痛みのピーク時には、トローチを舐めてからでないと食事をとるのが辛かった。ピーク時は1日5~6個は舐めてた気がする。地味に働きが良い。これは常備しておく価値がある。
浅田飴とトローチを常用していたせいか、それともコロナのせいか、痰にケミカルな味が付いて変な感じだった。
- 浅田飴:△~○
さすがにコロナ相手では分が悪いか。気休め中の気休め。
だがトローチを使うまでもない、痛みが引いてからも残る咽喉の違和感・気持ち悪さには、何となく良かった。アフターケア用。今も気分転換に舐めてる。なんだかんだで結構使ってるな・・・。平時から常備しておいて良い。
- ルル のどスプレー:?~×
咽喉の痛みピーク時にピュッピュしてたが、効果が分からなかった。痛みと咳、痰の気持ち悪さは抑えられず。
- 咳止めシロップ(ベリコンWエース):○~◎
必須。痰・咳のピーク時に抑え込むためには、飴やトローチでは無理。パワー系のシロップが必要。咳は一度スイッチ入ると腹と胸の筋肉が痛くなるぐらい激しくなって眠れなくなる。ゲホッゲボッグバッ。
- 風邪薬(エスタックEX NEO、新ルルAゴールドDX):○~◎
発熱、だるさ、咳、鼻水、痰など、「風邪っぽい」症状をまとめて封じ込める超便利な薬が、風邪薬そのものだったのだ。わあい。
これはてきめん効いた。
「インフルの際には風邪薬を使わない方がいい」(アセチルサリチル酸がインフルエンザ脳症を引き起こすリスクがある)と言われていたので、これまで試したことがなかったが、コロナ軽症には相性が良かった。
- 解熱剤:(未使用)
ロキソニン系の解熱剤を用意していたが、発熱が弱かったので今回は未使用。
- 漢方薬(麻黄湯、葛根湯):×
以前、PCR検査を受けに行った際にクリニックから処方してもらった漢方薬。ゼロコロナ政策撤回で中国人もドラッグストアで買い漁っていると報じられていたが、全く効果を感じなかった。12月の風邪症状の際も何も変化を感じなかった。これ効いてます???
- サプリ(亜鉛、ビタミンB):◎
前述のとおり、謎の「口内炎」が発症。これは意味不明だったが、味覚変化と併せて考えると、本来必要な栄養の類が摂れてないか破壊されたかでごっそり抜けてるんじゃないかと。放置しといても良いことがないので足りないであろう亜鉛とビタミンを追加する。
おかげさまでかなりのスピードで口内炎を消すことに成功。これは助かりました。
- アイス:◎
痰と痛みで咽喉がめちゃくちゃ気持ち悪く、いつまでもベタベタベタベタしていて気持ち悪く、やってられなかったんですわ。アイスは良いリセットの働きをしました。普通は寒いとアイスなんか見たくもないが、今回は脳が喜んでました。
- ポカリやOS-1:(未使用)
高熱が出ず、食欲は落ちながらも普通に物を食べられたので、ポカリ類は使わずに済んだ。こういうベースの部分で平常時とあまり変わらず過ごせたのは、やはりワクチンの防御力がすごかったと言わざるを得ない。
インフルでも、ワクチン無しだと飯も食えないぐらい厳しい状態に陥るが、ワクチン済だと「日常生活余裕です~ウイルス頑張ってて草w」と舐めライフを送ることが可能になる(体験済)。コロナもそれと同じことが言えると思う。ただコロナで無ワクチンを試すのは怖すぎて無理。
ピーク時の様子。
ソファのすぐ傍によく使う薬とティッシュとゴミ箱を並べ、いつでも対応できるようにセットしていた。トローチとビタミン剤は常用。
ただ横着しすぎて、咳止めシロップを飲んだ後に計量カップやら瓶やらテーブルやらがベタベタになってもうて、さすがにキッチンの流しに置いとくようにしました。すんごいベタベタ。
次回は、発症から日々どんな感じだったかメモを元に書き起こしておこうと思う。