nekoSLASH_記録編(日常・登山)

『nekoSLASH』分家。日常、登山、廃墟、珍スポットの記録集。

【体験記】R5.5/19-20_痔Ⅱ~1泊2日の外痔核 入院手術~(後編:術後~退院)

( ´ - ` ) 一瞬で手術が終わった。

さてここからが勝負です。麻酔からの回復&術後の痛みはどうなる??

ぢっと天井を見つめるやうす。 

 

「世間がG7で盛り上がってる中、おれはG2(痔Ⅱ)で残党狩りだぜ」前半。

手術室から出てきたところまでレポです。先生の手際のよさ、看護師さんなどスタッフの無駄のない段取りが光ります。プロ集団の技。

hyperneko-daily.hatenablog.jp

 

 

◆術後ベッド~麻酔からの回復

さて腰椎に麻酔をブチ込まれ、更に追加でこうもんに局所麻酔をダイレクト注射されたわけですが。このマヒから何時間で起き上がれるかが勝負です。尿意に追い付かれると地獄です。前回(1年半前)は「脳の指令は尿意緊急事態なのに、陰部が一切応答しない」という情報断絶によって発狂しそうになりました。人は尿意で狂える。

 

・17:50~55 病室戻ってきて安静指示

繊細な骨董品のようにベッドに乗せられたまま運ばれ、安置されます。麻酔が効いている間は頭部を持ち上げてはいけないとのこと。吐き気や頭痛が出るからと。それは怖いので大人しくします。安静野郎になります。はい。

例によってまたすごい手際の良さで各種バイタルチェックが。体温、酸素濃度、血圧、腸の動きの音、出血状況の目視確認。コレラトタオルケット回収、枕元整備、点滴のセッティング、注意事項の説明をこなさはる。看護師さんすごい。頭が上がりません。上げたらあかんねんけど。

 

ここで大きなことに気付く。

両足のマヒが弱い。痺れを感じる。看護師さんに触られている感覚がある。「足」という概念があるのだ。足が、ある。

 

( ´ - ` ) 足があるぞ。(※筆者は発狂しているわけではありません)

 

これは・・・勝ったかもしれない。

 

前回は完璧なマヒで、感覚が来るまでに2時間以上かかってたのが、今回は術後すぐに痺れがある、言うなれば正座の後の痺れた感じ、あれがしびしび来ている。これは早い。「尿意はあるけど尿が出ない地獄」を回避できるかもしれない。となると先生の言う通り、全体的にかなり軽い・・・?

これ絶対に軽い、

 

腕。

きついぞ腕。まだ下半身がついてこないので寝返りが打てず、愚直に真上を向いており、スマホを見て時間を潰すにも、両腕がめっちゃきつい。そこ鍛える発想は無かったあああ。

 

「痔の話と言えば・・・」ぬら次郎氏の漫画がすごかったなあと思い返し、復習する。なんか苦痛とポップの中にセクシーさがあるんだよ。あのシンプルな曲線、太さがあるでしょう、太さと黒がセクシーなんだよ。エロいって言った方がいいかな。私にはそういうのがないのが残念だ。

fundo.jp

痔には痔の文学性が宿るんだよ。なんていうかな、生活に密なところでダイレクトな苦痛がある。シンプルに痛い。痛みと暮らしが文学を生む。しかし痔文学を論じていても事態はよくなりません。痔の最中に痔の作品で癒しを得るって共食いですよね。されどTwitterのTL眺めてても、みんなどうでもいいことでマジギレし過ぎで、被害者加害者博覧会、しんどいです。G7の様子も興味がない。ぬら次郎氏の犬を飼う話などを続けて読みます。

良い話でした。作者の犬と家族、双方への愛情を感じます。今の若い作家さんは、親と仲の良い人がけっこういますね。それを表に出すというか。カエルDX氏も親が普通に友人レベルの位置で出てくる。人間関係の取扱の感覚が私の世代と違うのが興味深い。

 

( ´ - ` ) ・・・ンンン。

 

病室の電波が悪い。kindleに落とすまでがえらく時間がかかる。Twitterすら画像が読み込まれない。昼前からずっとおかしいなと思っていたけれどやっぱおかしいですよね、おかしい、おかしいな表示は4本立ってるのに電波がめちゃくちゃ弱いぞ。

仕方ないのでオフラインで持ってる漫画データを読む。面倒くさいけど藤原カムイ『雷火』にしますか。面倒だなあ(※数年前読んでみたが抑揚の無い絵に早々に飽きて挫折したためダウナーなトラウマ気味です)

 

おや?

足のマヒがいっそう弱くなり、微妙に足先が動く。

 

これは勝った。速い。断然速い。いけます。

何を言ってるか分からないと思いますがこれは復帰が速いです。勝ちです。

何を言っているかまるで分からない。

 

 

・18:45~55 Nsチェック2回目_両足が曲がる。

バイタルチェック。術後3回ぐらいまでは1時間おきに来はります。やはり麻酔の後は管理が厳重である。麻酔を娯楽・快楽目的で使う人ってどうなってんの。あっマイコーか。しんだがな。そらしぬわ。 

www.newsweekjapan.jp

 

「足曲げられますか~?」確認があるも、めんどくさかったので「まだですね~」と回答。だめ人間へ転落する。

「痛みが出てきたら言ってくださいね、痛み止め注射しますから」と。えぇ。。。注射なんや、、、やだぁ、、、(※点滴のルートを通してるから注射入れ放題だということに気付いていない)

 

 

いやちょっと待ってや。足曲がるんかな。

まがっ

ヽ(^。^)ノ 足がまがるよ。(※膝を縦に曲げているようす)

 

あー勝ちです。超はやい。マジで前回と違いすぎる。麻酔の残り方が圧倒的に軽い。

あっ体位も変えられますね。わあい。はやいはやい。

こうなったら足どんどん動かして脱麻酔してやる。おほほ。

 

しかし肛門あたりを触ると、まだ完全にマヒしている。すごい。石のようだ。自分の体とは思えない。確かに「こうもんをしめろ」という命令がいかない。自分の中から「陰部」という部位が丸ごと無くなったようだ。無門の極意を会得。

 

読書を続けるぞ。

『雷火』は悪役・張政(魏国から派遣された役人だが、卑弥呼亡き後、祖国・魏も滅びたので邪馬台国を復興させてそこを自分の国にしようと画策)が非の打ちどころのない悪役をやっており、謀のスケールもでかいので良かった。しかもバトルでもめちゃくちゃ強い。ラスボスのくせに、意外にも直接戦闘が強いのです。波動拳とかめはめ波の間のような技も使う。

張政の部下、爬虫類系ルックスのイキナメも戦闘が強い。いかにも「敵」しかもザコっぽいルックスなのに、超しぶとい。そして強い。そして最初から最後まで主人公の前に立ちはだかる。強い。

ポイントは歴史漫画×忍法漫画であること。忍法は様々な空想上の技を含む。忍術は現実・史実における技。だが歴史漫画と言いつつSF的な改変がある。ベースはカムイ伝のような忍法(まだ弥生時代なので神仙術)バトルだが、身分制度や社会構造に対する反乱・革命のメッセージは薄い。皆で協力してラスボスを倒そう、という作りにはなっているものの、張政は権力構造の主ではなく、途中からは真にゲーム的なラスボスと化している。

むしろ学生運動世代の後に来る感覚、意識の宇宙への接続、超感覚の方に力点がある。カムイ伝をZガンダムやAKIRAのセンスで作り直したような話だ。和・弥生のテイストで宇宙に目覚める。

宇宙へパワーを導くのが金印セックス。

こいつぁすげえ。わけがわからん(良い)。

 

 

・21:15~30 消灯前のNs確認

「きてはぁー」って謎の掛け声でバトルするのを読み耽ってたら夜です。『BASTARD!!』で用いられていた元ネタが『雷火』か? 弥生時代は戦う時にそういう掛け声を発したと・・・違うと思うけど。

夕飯もないし電波も悪い。デトックスな夜を過ごしてゐます。腹がぐるぐる言い始めた。麻酔で眠っていた内臓が動き出したか。

 

21:30で消灯。4人部屋だが他に誰もいないので、読書灯で引き続き『雷火』。なんで以前は読むのに失敗したのか分からないが、今回はえらくスムーズに世界に入っていける。一定のデトックスによる集中が必要だったのだろうか。

 

 

・23:30 排尿。

ヽ(^。^)ノ 自力で歩いてトイレに行って、自力で排尿。

 

勝ちです。これが出来ればもう大丈夫です。終わりました。

皆さんありがとうございました。

いたくねええええええ。マヒもねえええええ。勝ちやあああああ。

 

たかがトイレ(しかも尿)と思うかもしれませんが、これが出来るか・出来ないかが運命の分かれ道になります。やばい時はトイレがむりです。大きな指標になります。

※前回マジで辛かったことをお察しください。

 

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・0:00 Ns最終チェック、安静解除。

排尿から30分後に看護師さんの本日最終確認。「尿意はどうですか~」「さっき出ました」「え"、」 勝手に動いて勝手に行ったらだめだったのでイエローカードです。おこられました。麻酔が残ってると影響が出たり、転倒したりするねんて。あと、出た尿は全て量を計測することになっているので、計量カップに入れてくださいとのこと。へえい。管理社会や。

 

ここで点滴が終了。口から飲み食いして良いことになる。また一段と自由になった。

寝る前なので点滴ルートを使って痛み止めの注射を入れる。ああっスーてする。スー。

 

服も術衣から通常の衣服に着替えます。弾性ストッキングも脱ぐ。零時やのに忙しいなあ色々。

下半身は術後に着けていたテープタイプのオムツを外して棄て、一段軽いパンツタイプのおむつ+パッドを着用し、血液や滲出液をキャッチします。けっこう色々出てるなあ。いうほどショッキングなものでもないので写真はありません。

解放されてゆくのぜ。しかも驚いたことに、術部の痛みがない。たまにちくちくしなくもないが、基本的に無痛。余裕すぎて怖い。何かどんでん返しがあるのではないか。ないんやけど。

 

そういえば朝7時すぎに朝食をとって以来、何も食べていないのに、腹がすかない。おかしいな。普段食べ過ぎてるということなのか、動いていない・ほとんど寝てたからカロリー使ってないからなのか。麻酔の影響だろうか。

口の中が気持ち悪いので歯磨きをして、クロレッツ噛んで、満足。飴を食べたいとすら思わない。結局、売店で買った飴は未開封である。おかしい。やはり麻酔のせいか。

 

1時過ぎ、ねます。

 

 

 

◆入院2日目、さっさと退院

・5:30 起床。

意味もなく起床。どうした。やる気が漲っておるのか。

尿を出して身も軽い。

 

ビル群もはっきりと見える。夏時間が近付いているようだ。外が明かるい。

 

・6:00 Ns確認

看護師さんの朝は早い。すごい仕事やなあ週の中で日勤と夜勤と休日がバラバラに来るんでしょ、そんな働き方わたし無理すよ。すごいなあ。

尿量の確認などが行われた。あまり水も飲んでないしな。

前回と違って発熱もない。地味だ。ただのこうもんが傷ついただけの人になってしまった。地味だ。

 

・7:55~8:00 朝食。

パン。すごい素朴な朝食。実験体みたいや。8時までずっと何もなかったから、朝めし無しで帰らされるのかと思った。来たやん。よかった。パンがうまい。やはり飯は少しぐらい抜いたほうが味覚が上がる気がするな(危険思想)。そして食パンが効いて、ビッグカメラとカメラのサクラヤが揉み合って転がる夢を見る。アルタ前でコニカが右ストレートをヨドバシに喰らわす。ぎゃああ。

私はサブカルになろうとした。しかし自意識が邪魔をして、そうはなれなかった。すると行き着くところは消費者か、病人か、あるいは勤め人しかなかった。鳩胸に秋葉原の幻覚を詰め込んで膨らませ、第三の肺として呼吸を吸い、キャラクターになりきろうとするが、また自意識が追い上げてくる。婦人服、婦人服、婦人服売り場が私を襲う。ギャアア、

トリップしていたら看護師さん「ごはん食べれました?」ええもうパンでトリップ、ウクライナをかえせ。立て続けにシャッと現れたのは先生「傷口見せて」「はい」「あーちょっと腫れてるな」そりゃあサクラヤがヤマダ電機に不意打ち延髄斬りを食らいますから「軟膏出しとくね?」「はい」昔はフィルムが1本200円しなかったんだ、クラスの憧れの人に茶をおごることなんて1ミリも考えなかった、私はフィルムを買ったんだ、4本入り、5本入りパックをな。「もう今日退院できますから」「はい」クラスなんて無かったんだ。学校なんて無かった。それは・・・表象だ。言葉とゲームだ。なぜ工藤静香は家族に米を食わさないんだ!?

 

 

・9:00頃 点滴針を抜く。

卒業が近い。シュポッ。針が腕から抜き取られた。「バキ」等では勇ましく入院患者が立ち上がって点滴チューブをもぎ取り、点滴針が舞うように腕から抜ける描写があるが、あんなの真似したら痛いだけだ。針は深く刺さっている。丁寧に抜かないとだめだ。

 

最後に処方薬の説明を受ける。基本的な痛みはロキソニン×胃薬で対応してください、こちらは朝昼晩の食後に飲んでください、もしそれでも痛みがosamara-nai場合はこちらのジクロフェナクを飲んでください、ただし前の服用から数時間は空けてください、間をとって調整するのが難しい場合は次のロキソニンを飛ばしてもらって構いません、もし飲まなくていけそうなら飲まないにこしたことはないです、ジクロフェナクより強い薬はないので、もし飲まなくてロキソニン余ったら足とか腰とか別の痛みの時に使ってもらっても結構です、何にでも効きます、あ、ただお腹痛には効きません。

残念ながら私は抑制系の薬には関心がひどく薄い。眠るとか落ち着くとか、苦痛を取ったり穏やかになるなど、逆に視界がどんどん曇るだけなので、阻害要因にしかならない。パパラチアの首を付けてくれと言いたい。だめだ。そんなものはない。ここはまだ人間の国である。「お会計ですがクレジットカードですか?今日は会計が閉まっているので今月中に後払いのために来ていただく必要があります・・・」「あっはい、あっじゃあ現金だと」「現金ですか・・・7,8万円とかすると思いますが大丈夫ですか」「あっ、ない、うええ、また後日来ます」そうして私は病院における全てのタスクを終えた。終わったのだ。金を支払う以外のミッションが、終わった。

 

・9:15頃 退院。

入る時は手続きやら治療・手術に向けた段取りが目白押しなのに、出ていく時は実にあっさりしている。これは就職・職場と似ているかも知れない。入るのは大変、中で揉まれるのも大変だが、定年を迎えるなどして退職する時はあっさりしたものだ。システムの外側に出る時、それは、あっさり。

 

おお。歩いていても痛くない。驚きである。楽勝ではないか。ははは。

しかも今まだ土曜日の朝9時半前、何ということだ、GWのような気分であるよ(※大事を取って月曜日も休みをはめているのである) ぎゃはは。愉快だ。勝った。

 

なんかすげえな。間違いではないがすげえななンか。

 

「上等カレー」店、ボンテージ女の絵かと思ったらモンローなのか。何か書いてる。「画家やっててもメシが食えないのでカレーを始めた」すごい。そんな店あるなんて知らなかった。しかもモンローってどういうこと。こりゃあ普通の画家じゃあねえぞ。

 

この主(瀬戸口勝幸 氏)の名で検索してみると、カレーが美味いという情報と、画廊の情報が出てくるのだった。思いもよらぬ2系統。カレーは美味そう。

news.nissyoku.co.jp

 

貸し画廊は「ギャラリー御堂本町」、その名の通り御堂筋本町の地下にあり、瀬戸口氏はそのオーナーである。やり手の経営者ということか。

https://semba.keizai.biz/tieup/3/

 

知らないことが多いなあ。帰路知育という技でした。普段そういうことをしている風を装っていますが一切してません。カレー食べたかっただけです。お門がしずかになるまで酒とカレーとキムチは我慢。

まだ店も開いてないので速やかに帰宅。電車でめっちゃ眠る。つまり夜あまり眠れていなかったのでは説。

 

さて家に帰ってきて10時過ぎ。生産的な1日を過ごしました、となれば幸福きわまりないが、そんなわけがなくてですね。だるいしきもいので生産性は低い。人間は幸福から遠退けられ隔絶される存在であるからよ、トイレ行ったらやっぱりオムツ&パッドが血、膿、滲出液でけっこう汚れていて、パッドを超えてパンツタイプオムツの内側のあちこちに汚れが回っている。血と膿の匂いも強い。これはいかん。パッドを買い忘れていたが、ないと下着がいかれるぞ。

ヘイ翔平。おむつを出せよ。ウチはUVジェルなんか尻に塗らないんだよ。おむつを出せよ。ヘイ。

暑かった。UVジェルを塗るべきだったろうか。いらんいらん。

だがこれで在宅股間事情は揃った感がある。見よ、レベル別防御陣を。これぞ痔の兵法なり。

上の2品は前回の残りである。時期によって何を選ぶかが異なるのだ。つまり。

  • 第1期:術後すぐから2週間後ぐらいまでは血液、浸出液の量が多く、何しか出続けている。シャレになってない。なので大人用オムツ・パッドタイプで広範囲にカバーする必要あり。中で多少ズレても何とかしてくれる。それでも術後数日間は位置調整をミスると下着をやらかす。難点は、暑いと蒸れるし、立ち尿などがすごいめんどくさい。
  • 第2期:よごれ範囲・滲出量が直接お門に当たる部分に絞られてくると、大人用オムツパッドは邪魔でしかない。生理用ナプキンがちょうどいい時期というものが到来します。スペックは、やはり夜用、多い夜用。超熟ガードなどが良い。
  • 第3期:更に軽快すると生理用ナプキンすら要らない。点で押さえれば良くなり、尿漏れパッドのスリムタイプをあてがうだけでOK。それもう下着汚れてもいいんじゃね? ということなのか、前回あまり使わずたくさん残っているのが分かる。そこは気分の問題。

 

普通に装着すると、患部のお門が最も細いゾーンに来てしまう。尿または便を受け止めて吸収する仕組みのため、ガード目的・デザインがミスマッチなのだ。座っている時に変な姿勢を取らないことと、できるだけ幅広の面が患部に来るようわざと手前に寄せて装着する工夫が必要である。おむつ談義おわり。写真のことを語っているより、おむつについて述べている時の方が、目がいきいきとしているじゃあないか? ううっ、やめてくださいよう、勘弁ですわ、などと一人で会話していたら1日が終わる。

 

どうも思考に靄が掛かったまま戻ってこれない。痛み止めのせいか? 昨日の麻酔の後遺症か? 

松本大洋『ピンポン』を読む。面白い。なんだこれは。なぜリアルタイムで受け入れられなかったのだろう。私にはそういうことがよくある。拒絶反応が強すぎるのですわ。それはなぜだ。うう。トヨタ式なぜなぜ、つらい。

 

◆術後3日目

そういえば処方してくれた薬、痛み止めと胃薬だけですやん。おつうじをソフトタッチにする酸化マグネシウムの類がない。Amazonでしこたまストックを備えておいてよかった。

 

マグ3粒を使ってsmooth にhy-ben に結び付ける。

おおう。

あうう。

ぐうあ。

 

( ´ - ` )、まあ、、無事に出るものが出ましたね。Deta.

 

痛みも特にないのでよしです。

 

1日家で原稿の続き。チェック&おかしいところバスター。幽霊やゾンビをやっつけるお仕事。原稿は触手、ゾンビ、ゴーストのうごめく魔界ですたい。バスターせねばならぬのですわい。ひいい。

 

 

だがしかし夜。腫れを抑えるための軟膏を塗る際、鏡で患部を見て、びびった。

 

 

( ´ ¬`) 腫れ腫れパーティー・・・!

 

 

( ´ ¬`) ムキムキの肉の芽がムキムキ祭り・・・!

 

 

萎えた。記録しておこうとしたら、無茶苦茶気持ちの悪い写メが撮れた。今年一番きもい。、これが来週、再来週でどこまでマシになるのか、勝負である。

 

 

◆術後4日目

月曜は念のため休みにしてあるから余裕である。宗教でも始めようか。電磁教団になるぞ。だめだ、だるい。

 

5月中の平日に病院に入院・手術代を後払いしに行かねばならない、って行ける日もう無いやん。今日しかない。ウワアー。気分転換の散歩と見なして行く。

 

あれ・・・( ´ ¬`) 歩くとなんか痛い。

 

歩いて擦れると痛い。

 

「痛み止めを出来るだけ飲まない方がいい」という信念だったがここにきて裏目に出たようだ。裏目というか、これまで痛くなかったのは単に「痛み止めが効いていたから」だけなのか? あるいは腫れが強まった可能性もある。取るに足らない痛みはノイズとなって意識に飛蚊症のようにさしはさまれて邪魔をする。ええいのけい。じゃまだじゃまだ。会計をするんや。おかいけいをするんやああっ。あれ?

 

(  ╹◡╹) 28,000円。

 

覚悟していた「8万円」の1/3ほどで済んだ。これは嬉しい誤算。

しかも帰宅後、生命保険会社の入院手術給付金申請を試みると、術式などがすんなり通った。あれっ。該当しそうな雰囲気が。まだ該当したわけではないが、先生の言い方だと外痔核など表面のちょっとした手術は非該当の可能性が高かったのだが、よしがんばれ。我に金を。金をください。たわまんはいらんからおかねをください。

 

排便。

患部に負担が積もったのか、激しい痛みはないけれど、地味に痛い。痛みと不快感が継続する。ぱんぱんに腫れてるんや。結索術、これ1~2週間で本当にぶちって取れて消えてくれるんですかね。

 

 

◆術後5日目~

日常生活に支障はなく、痛みでどうかすることもない。ただ2日続けての排便で負荷が掛かったらしく、うかつに排便となると出血&痛みがうおーってなるので、タイミングの調整に気を遣う。職場で死にたくないので在宅時間中にピークを持ってきたいが、体は生き物なので私の言うことも聞きません。

いたたたぁ。

腫れに軟膏塗るのもいたたぁ。

座ってると剥き出しになった臓器の一部みたいなのが気持ち悪いんやで。思うに、真ん中が抜けた円座クッションを持っておくべき。そら普通のクッションではだめだわ。

 

きもいきもいと繰り返して得られたものは何かあるかい。ない。

人生の大部分はきもい。だからみんなフェンタニルにやられて墜落するのさ。

ヘイ。

学園、青春、文化祭・・・そんな共同体の記憶よりも、エモさよりも、Co門の膨らみがきもい。きっと何度転生してもこの腫れた膨らみは転生先へ付いてくるのだ。なぜならこれが自我であり消極的実存だからだ!医療、身体、精神、日常、五感、私――Move your body, baby... そして社会へ。

 

続くのだろうと思う。

 

 

 

P.S. 円座クッションを買った。週末に来るぜ。