nekoSLASH_記録編(日常・登山)

『nekoSLASH』分家。日常、登山、廃墟、珍スポットの記録集。

【旅】R6.5月某日_磐船神社・岩窟めぐり~星のブランコ(大阪府交野市)

巨石の隙間を巡る胎内巡りと、切り立った高い所に立つ臨死体験との両方をやると、どうなってしまうのか? どうにもなりませんでした。嗚呼。

 

 

結論から言うと、隠された力の覚醒、運気の極端な向上、病むほどバズる、などといった効能はなく、昼飯にカレーナン食ってぶったおれて一日が終わったのだった。合掌。

 

古来より人間は巨石を見れば「神が下りてきた舟」だの、洞窟の岩の隙間を潜れば「胎内巡り」だの、切り立った高いところに立てば「臨死」「生と死のなんちゃら」だの、私達は大袈裟なまでに言葉を当ててきた。有史以来、いや有史のずっと前からそんな感じでやってきたのだと思う。

本能と理性をどちらもを強く揺さぶるのが巨石と高所である。マイナーな土地にそういうスポットがある。やっていこう。

 

 

◆磐船神社(行き~手続き)

前から巨石のくぐりぬけが出来るスポットとして「磐船神社」は知っていたが、まあめんどくさくて放置していた。場所は生駒山地の北、大阪府交野市の「私市(きさいち)」で、国道168号沿いにある。そのまま南下すると奈良県生駒市に入る。奈良なのか大阪なのかよく分からない土地でございます。

でかい穴が見える。でかい。このばかでかい水路をくぐる方が生まれ変われる気がする。車用トンネルぐらいでかい。

Google Mapを見ると、こいつが磐船神社のすぐそばに来ている「天の川」を地下へ逃がしていることがわかる。川の氾濫が起きたら巨石群が動いてえらいことになるので、このような措置をとっていると思われる。

 

車道と川に挟まれる形で神社があり、しばらく進むと駐車場がある。ここは無料。岩窟めぐりに入る人だけ1人500円必要になります。

 

ガマでもゲマでもどっちでもいいですが。ゲマは磐船神社で修行したんや。

 

田舎の高級和風料理屋っぽい、四国にありそう、岩に苔と木が生えてると料理屋ぽくなる。まあ珍味ではあります。なお車が停まってるけど、関係者の車だと思われ、ここに駐車するとおこられると思う。

 

なんか句が岩に刻んであるよ。タピツすぎて読めない。「梶ヲ無ミ乗リテ遁レン世ナラ…」いやよめへんなにこれ。署名が「やすし旬寺」に見えるけどそんなはずないわな、、石碑読解写メアプリってないすか。

 

珍スポ、アウトドアのスイッチが入ってしまって、やってしまいそうになるのだが、磐船(巨岩)をご神体とする「境内」であり、修行の場なので、ルールに則らないとだめです。

 

半端に浮かれていたのか現地の記録が全然残ってない。なので公式の案内をごらんください。マジで自分が神社にいたのか記憶が怪しい。怪しいんだが行ったんだから仕方がない、

天照大神の子孫にあたる邇芸速日命(ニギハヤヒノミコト)が祭神です。巨石の舟に乗って神の国からやってきたらしい。パズドラにもいないので姿形がわからんし、男女の区別もわからん。昔のことすぎて曖昧な書き方しかできぬ。

katano-kanko.com

 

神社全体だけでなく、摩崖仏もあるんやて。おい知らんぞどこにおったんや。全く気付いていなかった。というのも巨石が普通にごろごろしていて無意識で浮ついていたらしく、記憶どころか現地のチェックも全然抜けてる。完全に浮かれている。摩崖仏は以下のサイトに詳しいので見つけられたかどうか照らし合わせてみてね。

blog.goo.ne.jp

 

岩窟めぐるためには社務所で受付が必要です。白い紙のたすきを受け取ってそれをかけて入るので、まあ受付してない人が来ると一目でわかるんやで。勝手に入ったらだめです。500円を払おう。そして戻ってきた時もちゃんと「戻りました」と報告し一筆書く必要がある。事故があったからね。

焼肉屋の紙エプロンの紐ビキニみたいなやつを着用するのだ。

 

受付では、一人では入れませんとか、持ち物は全て預けていくこと(落としても取れない)、内部の撮影は禁止であること、等々の注意事項を読み、項目一つずつにチェックを入れて署名します。

なんで厳重になったかというと2014年に死亡事故が起きたため。確かに中の岩は滑りやすく、トレッキングシューズでもホールドが効きづらい。雨天だと滑りは深刻だろう。現在は雨天の当日だけでなく、翌日もコンディションによっては入場禁止となっている。下は川だし、変な所に挟まると出られないだろう。

www.katano-times.com

他に「普通のペースで回るか、ゆっくり回るか」を記入する欄もある。参拝者が一定時間戻って来なかったら、社務所の人が様子を見に行くシステムになっている。事故ってこわいね。

 

また過去のWeb記事やらを見ると、内部を撮影している投稿もあるが、おそらくスマホを落とした、デジカメ落とした、何とかしてくれといったトラブルが多発し、もちろん岩の隙間や川に落ちると回収困難なので、「そもそもややこしいものを持ち込むな」で一括対応をしたようである。そらそうや案件(´・_・`) 私にとっては悲しい宣告で、マホトーン使われた魔法使いの心境です。

 

荷物についてはなんとザックも預けの対象になります。狭い岩の間を2、3カ所くぐるため。アウトドアではない。修行だ。スピリチュアルでもない。フィジカルだ。ここは、フィジカルの極みの現場なのだ。身体だけ持っていけ。ウオオ。

 

(´・_・`) カメラ、、、

 

 

◆岩窟めぐり

泣いてないで入るよ。

 

門から先は岩窟。岩の中を巡るんやで。

何がどうなってこんな巨大な岩が出てきたのか、理解にくるしむのだが、火山でもないし、そもそも岩の定義って何なんだと、どこから生まれてきて、どこへ行くのか、調べる気力が乏しいのでみなさん頑張ってください。

 

中に6~7人の人が溜まっていて、次々に上がってくる。降りてすぐの洞穴には3つの小さな祭壇があり、「〇〇大神」と書かれた石碑に蝋燭と榊立てが揃っている。すれ違った人たちは本当に信仰というかお参りに来ているようだった。

 

肝心の岩窟レポだが、私がキャッキャしていて大した苦労もなく、岩だ岩だとしゃぶりついているだけなので、特に伝えるべきことがありません。困った。難所がないんだよ。というのもルートが全部矢印で細かく示されているので、困ることがないのである。

ただし全て岩の連なりで、表面は滑る上に丸みを帯びているので、正解以外の場所は足元が不安定。もしノーヒントだったらかなり難しいと思う。

 

中の写真を印刷したプリントを配布してくれているので、これがルートの記録として役に立ちます。覚えてないや、、なんでやろう、、、

一番狭い潜り穴でも、尻をちゃんとつけながら足を伸ばして、スルスルするだけです。スルスルしましょう。横着せんかったら安全なんや。

岩の中で何を思ったか自分でも覚えてない。テンション上がって「往復するんや」「もっぺんいくぞ」とわめいていた。つまりよろこんでいたのだ。だが岩窟入口へ戻るルートがなかったので諦め。

 

真っ暗ではなく、けっこう空が開けていて、上を見上げるとやや神秘的です。大岩が積まれた竪穴と横穴の連続という感じ。洞窟ではない。岩石の集まりなの。コウモリもいません。同行者氏いわく「ここで本を読みたい」と。陽が射しているところは平和で良いかもしれない。写真を撮らせてくれ。ください。

なお水の溜まっているところを注視してみたが、蟹や魚、虫は見られなかった。

 

岩窟の最後にはまた蝋燭の祭壇(名前が分からん)が並んでいて、またマジな参拝者の方々がぞろぞろ階段を下りてきた。暗くて狭い所に何を祀っているのか分からないが、人界から切り離されたところで修行し続けてたら幻覚が見えて神とか何か見えるのだろう。

 

久々にちゃんと変な地形を歩いたり上ったりして楽しかったが、それってフィジカルに刺激されたということで、私はスピリチュアル者にはなれなかったという決定的なところですね。資格試験脱落です。そもそも生まれ変わった気が全くしない。むしろ自我が連続していて切れ目がない。穴とか岩は連続性が保たれるんだな。それとも今なおずっと胎内に留まっているのか・・・。

 

 

◆岩窟を抜けた後

窟を出ます。10分ちょっとの旅でした。生まれ変わりたいなあもう。なお翌日もExcelのindirect関数の使い方が分からなくて泣いていたので生まれ変わりは失敗でした。生まれ変わりガチャ。どうしたら優等種に生まれ変われるんすかね。私は泣き、スピリチュアルを憎んだ。この世はフィジカルばかりではないか。おのれ。

 

窟から出ると石階段があり、上に何かまた巨大な岩があるよ。

( ´ - ` ) 異常なものがある。

 

岩(縦)に岩(横)を乗せたの誰すか。自然現象でこんな綺麗な岩を用意するのがまず無理やし、それをタテヨコで詰むとかどうかしている。仮説「古墳~奈良~平安時代にはオーガ、鬼がいた。」 さもなくば説明つかへんやろこれ、

 

皇祖。

 

すごい乗り方でうっとりします。異常だ。

こういう世界で、岩窟内も外も巨岩。めちゃくちゃ手軽に奇妙な世界に来れることが判明しました。後ろからも客さんが来ている。もしこれ太古には全部一つの大きな岩だったとしたらまさに神の船である。なぜでかい岩を見ると神を感じるのかは宿題とします。

 

「国民精神総動員」などといかついことが書いてある碑。

 

物理がおかしい。

 

おかしいのに千年以上、へたしたら数千年、この調子なのだ。どうしたらいいすかね。タリバンとかはこういうのを破壊するからいやですね。私は無力だ。よよよ。

 

階段を下りて進むとまた変なものが出てきた。

 

蛇神???

 

磐船神社に蛇のいわれなんてあったかね、(ない

 

米で作った煎餅か。いやこれは小判だ。米に見えたのは剥がれた発泡スチロールの粒だった。白い蛇と小判。弁財天の使いというやつで、金運が上がるあれですか。

触ってみると蛇本体も発泡スチロール製だった。凝った作りをしているが意外とチープだった、強風で首もげたりしませんかね。

 

どこからどこまでが御神体なのかわからん。この石の後ろにある巨岩だったかな。ちゃんと見てない(※今回は散歩レベルで訪れており、今までになく雑です)

 

 

あっ また動物出てきた。

羊、

羊毛の巻き毛に見えたところが顔だった。鬼畜だ。顔が多いやつはだいたいRPGだと中盤以降に出てくる難敵で状態異常とか全体攻撃・複数行動をバシバシ使ってくる印象がある。こいつは胴体(背中)に横向きにサブ顔が付いててめちゃくちゃ怖いんすよ。

蛇神と同じく発泡スチロール種族で、平成27年に奉納されたようだが、劣化が激しすぎる。しかし造形物としての造り込みのクオリティがすごい。チープなのか贅沢なのかよく分からない逸品(魔獣)である。

 

 

楽しかった。

 

たすきは記念に貰えました。はんこを押してくれるよ。

赤いマークはドクロはなく剣と薬壺。

 

 

◆星のブランコ

せっかくなので磐船神社の近所にある「星のブランコ」なる有名なスポットにも寄ってみましょう。要は、超大きな吊り橋です。全長280m、最大地上高50mで国内最大級の吊り橋ですって。はあ、

 

ファミリー要素が強くて眩しい、更に、地域おこし的なスポット。まあ一度ぐらい行ってみましょうね。

 

11時頃に着ると、駐車場は満車。家族連れで盛り上がっている。駐車場代だけで遊べるならいいよね。私にも子供がいたら・・・ ウッ 頭が!  うぐう

でハイキングルートになっていて踏破しようとするとめんどくさすぎて死ぬので、最短で行って帰ってきます。

駐車場 ⇒ピトンの小屋、クライミングウォール ⇒ぼうけんの路 ⇒星のブランコ で往復するよ。

 

歩道がけっこう整備されていて、アウトドア的観光地としての完成度がある。途中のキッチンの誘惑が強いな。これは子供も老人も楽しい。複数の子供を引率してる若いお姉さんがいて、子供向けレクリエーションの場としても活用されている。

 

( ´ ¬`) でかい。

マイクラで作った巨大ハチの巣みたいな凄いのが出てきた。なにこれ?

 

なんでこんなガチったクライミングウォールがこんな田舎に・・・

高さ16.5mもある、、1997年「なみはや国体」で競技に使われたとか。国体や五輪が来ると工事で色々潤うんやなあ(遠い目)

 

o-wonderforest.com

なお私は先日ハーネス、カラビナをメルカリで売り払ったので、もうクライミングはできません。さようなら。見るだけの人になったんやで。(※昔、チャレンジしようとしたことがありました)

 

 

あっニホントカゲが

 

真っ平らに整備された易しいコースと、木の階段で傾斜のあるコースがあり、前者は歩いていたら意識が飛んで死にそうになるので、刺激を求めます。山をくれよ山を。カナヘビとニホントカゲが日光を求めてちょろちょろしている。

 

あバッタが いや、 キリギリス、

 

いやコオロギ、

 

え? なにこれ?

 

「コロギス」。超絶久々に見た。小学校の時以来だ。

 

こいつは名前のとおりコオロギとキリギリスのキメラのような体つきをしていて、色味と顔付きはキリギリスだが、地を這うやや丸い姿は緑色のコオロギなのだ。奇妙な昆虫だ。しかもこいつは糸を吐いて、葉っぱを繋ぎ合わせて簡単な巣を作り、中に潜むという、他のバッタ類には無い性質を持っている。肉食かつ樹液を舐めたりする。意味が分からない。

 

人生について語っていたら「星のブランコ」に辿り着いた。

 

高いわ長いわ、要するに恐怖感を恐怖感でくるんだシンプルに「死」の試し場みたいなもんだが、老若男女、特に高齢者と子供がキャッキャしているので、目を疑うばかりである。私がこんなに動悸・冷や汗・恐怖感で呼吸を乱しているのは日頃のカフェイン摂取量が並外れて高いせいだろうか? 困った。そんなつもりはないんや(謎の言い訳)

 

うやうやごねていても仕方がないので、進もうと思う。

 

 

あっあっ  (  >_<) あかん

 

あかんて(  >_<) あかん

 

 

自分の周りにある全てが

 

全てが4次元的に足場を失い  ぐらぐらし、

私を預けられる場所が

 な く  な   る

 

   か 

   ん 

     (  >_<)

 

 

パニック障害のあれだ。

吊り橋のど真ん中でえらいこっちゃ。どどどどどどうする。

 

あうあうあうあ、

 

写真をとろう(唐突

 

 

 

( ´ ¬`) Ochi-Tsuki.

 

おち つき 

 まし   た。

 

∴ カメラ越しに世界に接していると、世界の動揺が収まり、謎の秩序が来る。

 

これは大きな発見である。

パニック特有のあの嫌な「逃れ難さ」に全身が襲われ、恐怖が加速していたのに、カメラでシャッター連打しているうちに、それらは「いつもの」「こちらから眼差す対象」であり「馴染みの世界」へと引き戻されたのだった。

身体に馴染む世界、それをもたらすのがカメラ・撮影行為ということなのか。

 

向こう岸に渡ってもそのまま駐車場に戻れないため、吊り橋往復したんですが、帰路はずいぶん落ち着きましたね。ましたね。これはすごい。カメラ効果が甚だしい。細部に目がいくようになりましたね。岩窟の胎内巡り・産まれ直しよりもこっちの方が強烈やぞ。高い所はやばい。

 

 

その後もしょうもないカットが残っており、なんなんだこれは。草。

1時間ちょいで終了。ああ歩いた。運動になった。普段家に籠ってるので。へへ。

 

こうしてプチ珍スポット巡りを午前2~3時間でチャチャッと済ませたのであった。コンパクトな休日も良いもんです。

 

 

◆その後(インド料理屋)

なんかうまい店がないかと探したところ、うどん屋「楽々」が評価が高くて、これはいいねと行くわけですが、ひどい行列。他に娯楽はないのかこの町は。

 

何時間分並んでるのだろうか、1時間はかかるよね。2時間いくか?

住宅しかない街なので、うまい店が来たら繁盛する説。このうどん屋の周りにみんな出展したら稀有なうまいもんスポットとして栄えるんじゃないだろうか。

などとヨタ話をしていても、おくちが炭水化物になっているので、埋め合わせをします。

 

炭水化物、、炭水化物、、、

 

炭水、、、化物、、

 

 

( ´ - ` ) もっちりしたナンを叩き込む

んじゃあああああああああああああああ

ああああああああああああああああああああ

 

 

はいうまい。熱いナンでカレーはうまい。

チーズナンは偉大であった。チーズやバターはうまみを増幅させるからやばい。

 

 

 

この後、快活に過ごせていたと思ったら、家に帰って椅子に座ったあたりで炭水化物バグが訪れ、意識ロスト、いつものとおり、気付いたら夕方でした。

人類はなぜ炭水化物をとると意識を失ってしまうのか? 幸せの反動が厳しい

 

 

( ´ - ` )完。