大阪・関西万博にいくぞ(2回目)

概要はこうだ。
・9/23(火)12:00 東ゲート入場
・パビリオン予約なし
・バス予約なし
( ◜◡゜)っ 控えめにいってまあまあ詰んでる
9月に入ってから「もう万博が終わる」といきなり人気に火がついて、あれよあれよと言う間に予約が殺到していった。特に東ゲートが、入るも出るも大混雑、特に夜20時以降は、地下鉄で帰る人が多すぎ(バスの予約がそもそもとれない)、夢洲駅ホームにすらなかなか辿り着けない・・・という事態が連日X(Twitter)で報じられていた。ぶっちゃけ行くのが億劫になっていた。しんどいやん、、
ただ、9月中旬以降の狂騒的混雑を思うと、まともな時間帯に予約がとれて万博に入れただけで恵まれていた。以降はまともに予約がとれない、アプリ上で予約の空きがあるように表示されてもとれない、たまに奇跡的にとれたりする、等々
東ゲート入場が混雑しすぎて、入場に2時間かかるという話も聞いていた。どうすんのそれ。ただ、「混雑緩和のため、東ゲート予約者も、西ゲートまで歩いていけばそっちから入れる」という措置が取られたり取られない日があったりした。西ゲートまで10分強歩けば、比較的スムーズに入れるらしい。
西ゲート入場可であることに賭けつつ、12時に入場するためには10時台には現地にいないとまずいと判断し、家を9時前に出ることに。12時入場なのになんで東京行くみたいなタイムスケジュールになってんの。
<続編>
◆9:30 JR大阪環状線_森ノ宮
10月13日の万博最終日以降、街に溢れているミャクミャク様がどうなってしまうのか、選挙の立候補者ポスターと同じく、あっという間に消えてしまうのだろうか。こまめに記録しておくべきか。万博ロスに備えている私。



JR森ノ宮駅から地下鉄中央線に乗り継いでいく作戦です。弁天町から乗り換えるとぜったい混雑すると予測。実際空いてる。
地下鉄中央線に乗れば一本で行けるので、森ノ宮駅も重要な駅と見なしていいだろう。他の大阪環状線の駅もこうしてスタンプや大きな万博デコレーションがなされているのかは不明。
◆9:35 大阪メトロ・中央線_森ノ宮駅 ⇒10:00 夢洲駅
大阪メトロの自動改札は1つ1つ「くるぞ、万博。」シールが貼られており、さすが元・大阪市営地下鉄だなあと感心します。開幕前は押し付け感がウザかったのに今となっては貴重に思えてて人心の移ろいやすさは草。


いつも乗ってる近鉄大阪線の車両が来て意外。昔と違って特別なヘッドマークを付けたりしていないところに時代を感じる。
森ノ宮駅ではガラガラで、座れた。
案の定、弁天町駅から満員になる。JR大阪駅で大勢乗ってくる→弁天町まで行く→地下鉄乗り換え、という流れ

コスモスクエア駅を出ると、車内アナウンスが変化する。
「次は、いよいよ、夢洲駅です。」
なんか謎に感動した。
「いよいよ」なんや。
ものすごく大きな祭りに入っていくんだなと実感した。
本当は「ここから」行列の持久戦がずっと続くのだが、まあいいです忘れましょうね。
そしてアップテンションな案内から、コブクロ「この地球の続きを」が流れる。地下鉄自体がアトラクション仕立てなのだ。車内がガヤガヤザワザワしてるので歌は全然聞こえなかったが、いいですね。
10:00、夢洲駅到着。

駅ホームのトイレに行こうとすると、女子は行列。アナウンスで「駅構内のトイレよりも、地上のトイレの方が空いています」とずっと繰り返していて、地上に出ろと促される。へいへい。


そんなに混んでないな。
始発組がすごい勢いで増えてるらしいが、10時台は普通。


あ~~。「夢洲」の盆栽、阿部寛の白飯、もうこれで見納めか。悲しい。もうちょっと何回か来るべきだったのに。夏が暑すぎてとてもじゃないけど来る気になれなかったんですよ(怒)(涙) おかわり万博したいけれど、予約取るのももう無理なのでチケ買う気にはならなかった。きつい。
◆夢洲駅~トイレ(15分)
地上にあがったのはいいけれど、駅階段の前にある女子トイレが小さいパビリオン並みに行列ができている。うそやん。列が蛇行してるんですけど。男子便所はスルスル。排尿器官の差異を思い知った。

女子の終わるのを待ってたら15分くらいかかった。ひどい。

トイレ自体は機能的にできていて、大量に客をさばける。ミャクミャク様も仕事をしていて素晴らしいなと思いました。
もう一つ謎の行列があり、建物の前に柵があってその中に人。

当日券販売の待機列だった。
この頃は、チケットなし勢が直接朝イチで当日チケット購入にチャレンジするのが主流だった。
しかしあまりの予約のとれなさに「未使用チケットが110万枚ある」という問題がクローズアップされ、9/26で当日券販売は終了。
9/27以降は「チケット持ってるけど予約がとれなかった人」向けに、当日枠が数百枚~千枚程度が解放された。そんな数、焼け石に水に思える。前夜から並んでいた人などが報道されていた。恐ろしい。絶対勝負したくない。
ここで見た列の人達も結局買えたのかどうか不明。

敷地の向こうに並び立つクレーンを眺めて時を過ごしました。
◆10:20 東ゲート待機 ~ 12:00 入場
残念なお知らせを見つけてしまった。

「西ゲート行き徒歩ルート」(西ゲートの入場予約の方のみ通行可)
あああああ( ゚q ゚ )
前日までは、東ゲート混雑緩和のため、東西どちらの予約かは問わず、西ゲートからも入って良いよという措置だったのだ。
それが、西ゲートも混雑すると懸念してか、縛りに掛かってきた。
確かに、西ゲートで予約したものの、肝心のバスが予約できなかった人は多いだろう。私も念のためバス予約を何度も何度も試みたが、朝晩のまともな時間帯のバスが全く空かなかった。
というわけで、地獄と名高い東ゲートをしょうみで並んで待機せねばならなくなった。

だが、思っていたよりは苦ではなかった。
要因として、各時間帯の列を効率よく入場ゲートへ通すための段取りがなされ、列の移動が多かったため、体感的には時間の流れが速く感じた。同じ位置でずっと待たされていたら、ストレスだっただろう。
レーンも大きく、列移動のたびに自分がどのあたりに陣取るのか、20数か所あるゲートのどこを選ぶかとか、考えながら動く(何をどう選んでも大差はないのだが)ので、速く感じたのだ。
一番長く感じたのは最後の手荷物検査の行列で、ここばかりはただただ、一人ずつX線検査が終わるのを待つしかない。
10:20に並んで、12時ジャストに入場完了したので、待機1時間半。
予約時間帯ごとに列を管理し、直近の時間の列を最優先で入れ、2時間前の早い人を待機列として溜めていたので、もしかすると12時45分くらいに来れば、待ち時間ははるかに少なかったかもしれない。


この日は薄曇りだったが、暑かった。快晴だったら危なかった。
気温がガクッと下がってなお暑いのだから、7~8月の万博なんて正気の沙汰ではなかったのだ。
これだけ人間が集まると、我先に隙間めがけて飛び込んでくる人、少しでも詰めようと小走りする人、周囲が見えてなくて日傘ぶつかる人など、色々観測されたが、多いのは「2回目以降」の手慣れた層。ジャンベみたいな蛇腹式の折り畳み椅子をぬかりなく持参し、快適に座っている。まあ地べたに座り込んだらいいんすよ。
晴れた日の屋外では、スマホ画面が見えず、自動的に液晶光量を最大にするので、スマホが発熱してカメラも起動しなくなった。バッテリーは食うわ写メ撮れないわでこれは盲点。

かあいいね。

わりとスムーズに番号のあるテントまで来た。ここからが長い。手荷物検査はもっと先で、テントはただの日よけ。




テントから30分かかって入場。まあ12時ジャストに入れてよかったす。
ゲートさえくぐれば快適。予約が渋いだけのことはある。

「e Mover」とか全然知らない。自動運転バスで、敷地の外周を走り、西ゲート・東ゲートを時計回り・反時計回りで結んでいる。
目の前の館をあたるのに必死すぎて万博のポテンシャルが全然把握できてないのだった。

名和晃平の白い鹿がいますね。


アート作品に見えて、特に「Study:大阪関西国際芸術祭」の展示品でもなく、作品なのかどうかも謎だったが、台湾人作家のジュン・T・ライ(頼純純)《フラワー・オブ・ホープ(希望の花)》であることが判明。そら、作品やんな。
アートと、そうでないものとの境がもはや無いのが万博会場で、ものの見事にアートの特権性が蒸発しているのが、日ごろから美術館や芸術祭に行っている身としては、驚異でありました。
「Study:大阪関西国際芸術祭」記事
( ◜◡゜)っ パビリオン見ていくよ(全部飛び込み)