【廃墟】2011.1/2_滋賀県廃村ツアー(5)琵琶湖タワー跡地「イーゴス108」(後編)
1992年に「世界最大」で鳴り物入りした巨大観覧車「イーゴス108」。高さ108mの威容を以ってして、近畿圏民にその姿を見せつけたものの、約2年後に天保山に君臨した新たな「世界最大」の前にその存在はかすれ、2001年8月末に閉園の憂き目に遭ってしまった。しかし、前・管理会社の社長は諦めてはいない!巨大獣イーゴスの運命やいかに!?
2人乗りぐらいの丸いボートに乗ってぐるぐる運転できるアレですかね。
そう、これこれ。
全国の池持ち遊園にはこの手のボートが大量に繁殖していましたね。
けしからん色(たいがい緑)の池に落ちるのが怖くて、乗ったことがないですが。
固めてまとめとけよ!
やけくそになったんかな、
琵琶湖タワーに対しては、色々と思い入れがあるようであまり無いので、
それなりに思いを込めて撮ってみました。
子供がお世話になるアレです。
放置、荒い。
線路さえちゃんと敷けば動くのかな。っていまどきの幼児はこういうのに乗りたがるのか?
他の車体も!
このへんの物品かき集めてメンテしたら、手作りワンダーランドが出来そうだな。
そこいらの活きのいい大学生、院生をかき集めてきて、近畿随一の珍スポットにしてみせい!と半年ぐらいかければ。
大人の方は乗れませんデゴイチ。
これは喜ばれそうにない。ハズレ要素。
変な色を塗られてしまっているが、こいつまだまだ走れそうな気がする。
イーゴス乗り口まで来ました。
看板を見て思い出したが、元々、琵琶湖タワー施設は「何でもあり」で、
展望塔、遊園地、アトラクション、宴会場、結婚式場など、マルチなサービスを誇っていました。
ここで結婚式か、、、なんかイメージが違うけれど、当時はそれなりに新しかった?
60年代なら新しいか。
これは美しい。
思った以上に、さびれていなかった。
前出の京都新聞の記事にある通り、社長さんが定期メンテナンスしているせいだろうか、
10年間放置されてきたとは思えないような「生々しさ」みたいなものがあった。
このスロープ近辺は、ゴンドラが動かせるように、片付けられていたのだ。
いい。
幼少期にこのフォルムにあこがれた。
「なんて無駄のない・・・無さすぎる乗り物なんだろう!」車輪やハンドルも表示板も何もかも無いもんね。
ドアと窓と、下の通気孔ぐらいという。
もっと丸くして、色を白にしたら、サイヤ人の脱出ポッドになりますな。
窓が割れているが損害は軽微のようす。
こんにちは。
丸い。。
実際、なんだか憂き世の乗り物とは思えない珍奇さがあります。
娯楽用にしてはまだまだエンターテイメントに徹し切れておらず、業務用にしては浮かれすぎている。
好きだ。
(*゜ー゜) どこの廃工場か!!ていう気合の入った老朽ぶり。
神がかった錆です。
ギラギラとあやしく存在感を見せつけてくる。たまんねえなおい。
見ている分にはただ美しいだけだが、片付ける方にとっては、巨億のカネを食う難儀な代物。
世界最大なんて作ってしまったから、金の無い時に片付けるのは至難です。
人々の夢や何やら、恋心や下心を乗せて、滋賀の天高くをぐるぐるしたのでございます。
結ばれた人たちや未遂に終わった人たちの思いを
感じませんけどとにかく私はこのフォルムと色彩が気に入ったので
ございます。
( /・o ・)END