【沢登り】2015.6.21_比良・八池谷(後編)
コースの本編に触れずに帰った日でした。例えるならUSJのエントランス前の地球儀みたいなのを見て、中に入らずそのまま帰ったのに似る。
おさらい。
(*゜ー゜)ノ
コケ、シダ類は基本的に人類を癒すような安定感があります。眼を閉じて古代を感じよう。
12:46、ようやく「八池谷」の入口らしき所へ到着。
ここからやっと滝だの岩だのスリリングな「沢登り」が始まる…!
愉快な仲間たち。脳に常時若干のバーサクが効いています。
頼もしい。今後も愉快な企画を共有できそうな気がします。
出身が四国の山奥だという彼(くっしゃん)は、育った環境がデフォルトでこういう感じだったのか、川に違和感がない。
岩のスケール、置き方が段違いに荒々しくなったよ。
蕎麦屋の座敷の大きな座卓のような、逞しい岩が待ち構えています。
濡れたエロスの
きのこちゃん。
菌類は山ヤのアイドルです。
災害援助に駆け付けた人達のような光景。
私の使うOLYMPUS「TG-4」は水中など異常な環境下で利用するための構造であるため、この激流の中でも平然と撮影できる。が、「防塵・防滴」を謳う一眼レフを持参したメンバーは、さすがに色々と押し負けた模様。
13:00 慣れてきて活き活きと進軍。
歩き方が解ってくるにつれて、沢用シューズの「ありえない」性能に胸が躍ります。なんてったって、濡れた岩場にカエルのように吸着する。ソールのくたびれてきた一般登山靴では絶対にありえないようなムーブが可能になる。これはすごい。そそる。
13:07 地味に相当な難所に差し掛かる。
一見何の変哲もない岩場だが、「欲しいところにホールドがない」のです。また、ホールドはあるけど正面から掴むと体重移動ができず前に進めない。ネズミ返しかよ。
というわけで親切な誰かが設置した強固なクサリをたぐることでしか、前に進めそうにないのです。
私はノークサリ挑戦するも最後の一手で断念。無駄に体力を用いた上に、だんだん日照が弱ってきて、体を冷やす結果に。
なぜ山だの沢だのにあんたらは行くのか、という問いに対する有効な回答は、脳では思いつきませんが、たぶん骨格筋や血液などはちゃんと解を有していることと思います。妙に活き活きしていましたから。
13:30 小休止のつもりがじっくり昼飯タイム。
煮炊きのマシンは1台しかないため、一人ずつ湯を作って配給。するとそうこうしている間に、ちぎれ飛んできた雨雲の別動隊が・・・
ザー /(^o^)\
私「ああああああ ガチガチガチガチ」
ひえたらしぬ /(^o^)\
半分理性を失くしましたが、これからは暖をとるためにレインウェアを持っていこうと思いました。なぜ持っていかなかったのか!/(^o^)\あほす
智将くっしゃんはトリッキーな軍師のように小道具を活用。山をやってると傘を持ってくるという発想が逆になかった。
チョコレートの塊を食べたり、残り湯をすすったりして何とか体温が戻り、冷静さを取り戻します。ああ。たいへんですね脳って。
先に進むのも難しくなったので14時で切り上げ、帰還。
フキバッタ?
14:35 最初のルートファインディングでウロウロしていた砂防ダムあたりまで帰還。クヌギの樹から樹液が出ていたが、アリの巣窟のため甲虫おらず。無念。
ここのカエルはいいもん食ってるのか、非常に体格がよい。
これはヘビも期待できる・・・
14:40 雅な大岩を横目に。紅葉シーズンも綺麗な気がします。
駐車場に戻ったのが15時ちょうど。
4~5時間の旅でした。これは8~9月でリベンジしたい。