2015.12月某日 【イルミネーション】大阪・光の饗宴2015(OSAKA光のルネサンス‐大阪市中央公会堂)
「OSAKA光のルネサンス」は2002年から継続されてきたイルミネーション企画であるが、2013年により規模の大きな統括団体へ移行、「OSAKA光のルネサンス実行委員会」から「大阪・光の饗宴実行委員会」へ看板を架け替えた。
すなわち「光の饗宴」のコア・コンテンツとして「御堂筋イルミネーション」と「OSAKA光のルネサンス」の2本柱があり、その他20個弱のイルミネーション企画を包含する図式となる。
※「御堂筋イルミネーション」レポはこちら
「OSAKA光のルネサンス」は今年度で13年目に突入し、御長寿企画となりつつある。2002年というと私は大学生だが記憶にない。中之島三井ビルディングの窓を開閉し、室内光を用いてサンタクロースのドット絵を描いたりしていたらしい。
「光の饗宴」その他エリアプログラムはこのように多岐にわたる。
東日本大震災から一定の年月を経てショックからの立ち直りがあり、官民の節電努力も相まって、「エネルギーを娯楽に用いることは悪いことではない」「むしろ地域振興策として観光コンテンツを充実すべき」という意識が主になっていることの表れではないか。私は光や電気が好きなのでうれしい。
「OSAKA光のルネサンス」実施エリアは以下のように中之島の東西に広がる。
これは広い。緑色のバラ公園ゾーンなどをまじめに散策すると倒れかねない(※この日は難波から雨の中を歩き続けて疲れ気味)ので、左端の大阪市役所~大阪府中央公会堂までのミニマルなレポにします。
現場はこちら、大阪市役所前からいこうか。
写真のレタッチは極力控えめにしているつもり。
大阪光の饗宴のシンボルを掲示。
パンフレットによると『「ひろがる絆」をコンセプトに、大阪らしい「人と人とのつながり」を光の線によって表現」とのこと。雪の結晶だと思ったが意外と人道的だった。いつか「人間よ野生にかえれ」「アンチおかみ」などもやってほしい。
入口となる「中之島イルミネーションストリート」。
光 少なくない!?\(´-`)/??
2011年の記憶ではもっと電灯がひしめき、神戸や京都ではまず採用されないようなかなり強い光調でギラギラさせていたと思う。「音楽に合わせて約10万級の光が奏でる光のアーケード」とあるが、光源リストラ・・・?
横で行列を成しているのはルネサンスの目玉コンテンツ:中之島図書館の正面壁面で催される「ウォールタペストリー」特別公演の順番待ち。30分以上は確実に待たされるようだったので「あとでようつべで見ようね」と断念する。
ここも行列。ウェー。
\(^o^)/ ウェー。
あっ\(^o^)/ほりだしもの発見。
普段はごく限られたエリアしか公開していない大阪市中央公会堂が、大胆にも割と自由にさせてくれるようだ。500円は安い。
大阪市中央公会堂は1913年(大正2年)着工、1918年(大正7年)竣工と、100歳近い貴重な物件である。老朽化対策と創建時の意匠の回復のため1999年(平成11年)3月~2002年(平成14年)9月にかけて保存・再生工事を実施。今の姿に至る。
500円でコンサートと内部観覧。
雨風をしのいで休めるのがたいへん助かりました(DVD上映見ながら寝た)
大阪市中央公会堂の概要、見どころは以下のとおり。
\(^o^)/ 説明がおわった。当ブログの役目が尽きたか。
それではアレなので写真だけでも
ヨーロピアンですね。
大集会室。とっても荘厳。
舞台の上には雅楽の面が設置。「蘭陵王」(らんりょうおう)という。
横約2m、縦約1m。
シャンデリアは太平洋戦争時に金属類回収令によって接収された。これらは創建時の資料をもとに復元された物。
コンサートが始まると終わりまで寝そうだったので3階へ移動。
階段が謎に長く、体感的には倍は登った気がする。
細かい意匠が素敵でした。
3F、小集会室。
禍々しい黒い呪術師かと思ったら、桐の花で、サギが両脇から飛んできてる図であった。このタペストリーも復元により甦ったもの。
3F・小集会室。
天井はヒノキ材を加工した折り上げ天井。創建時の状態にできるだけ近づけて再建されている。
3F・中集会室。
中央には瓶を大量に並べたオルガンが鎮座し、かわるがわる鑑賞者が弾き始める。
オルガンの正体は、「Perfumery Organ」という作品である。
近づくといい香りがする。
なんと弾くたびに、対応する鍵盤ごとに割り当てられた香りの瓶が開き、たいへんよい香りがシュッシュと吹き出る。リズミカルに瓶口が開閉する様子はかわいい。
最近あちこちのイベントに出現しているらしくギズモードにも記事があった。原理についてはそちらの記事を参考にされたい。瓶の口に空気を吹きかけることで音が生じ、また、中の香水(液体)の量に応じて音の高低が決まる仕組み。
こちらも楽器。木組みの螺旋階段に玉を転がすと、カタンカタン音を立てて下り、それが音楽となる。だから楽器というより音楽そのものか。
外を見やると、中央公会堂の正面壁に当てられているプロジェクションマッピングに観客が集中。この光景は日本離れしていてまるでフランスのようだ。「OSAKA光のルネサンス」企画がそもそもフランスのリヨンで古くから催されているライトアップ祭典を範に取っているから当然といえばそうか。
3F・特別室。
天地開闢である。特別室はアマテラスさんとか神の壁画が多い。
中央公会堂・内部を楽しんだ。
最後に、待たずにフリーで観られるプロジェクションマッピングを堪能します。
「WONDER VOYAGE ー時空の旅ー」
うみがめ\(^o^)/
カブキ\(^o^)/
闇花火\(^o^)/
これらをタダで堪能できたのはすごいことです。協賛企業の皆さんありがとう。
\(^o^)/