2010.8/20_岡山・山陰旅(5)秘湯・湯原温泉&湯原ダム
湯原温泉も特集しておこう。
米子自動車道湯原インターチェンジより5分。
廃墟ダブル訪問の後、すっきり出来る場所を求めて辿り着いた。
「ダムのふもとを流れる河原に、天然の露天風呂がある」というのだ。しかも無料、混浴。地元の人達のメンテナンスで管理している。
wikiから引用すると、
低張性アルカリ高温泉(新分類法ではアルカリ性単純温泉)
源泉温度は48~51℃ 15箇所の源泉があり、推定毎分6000リットルの豊富な湯量がある。特徴的なのはこれらの泉源が全て自噴泉である。
ということらしい。
湯原ダムのある旭川を遡ってゆく。
なかなか風情のある光景だ。
調べてみると、ブラックバスとニジマスが釣れるらしい。
管理釣り場となっていて有料。ニジマスは放流。だが、すぐ近くに砂湯、すなわち露天の湯原温泉があって客がいつも川沿いにいる上、放流数そのものが少ないので、ばかすか釣れるわけではないようだ。
出た。湯原ダム。
重力式コンクリートダム。地味にのっそりとしている。
そしてこれが湯原温泉、露天風呂「砂湯」。
完全に露天。
TVでの紹介でバスタオル着用による入浴スタイルが広まったため、温泉施設としては珍しくバスタオル入浴可となっている。水着は禁止。
メンテナンスについては、
「毎週水曜日の早朝にお湯を抜き、さらに水中ポンプで汲み出して湯船と周辺の清掃を行っています。また毎月第一金曜日は、11時〜13時に町の人が出て念入りな清掃を行っています。」とHPにて掲載されている。
また、ダムの直下にあるため、増水での放水時には下記リンクのような興味深い状態になる。
★Link http://www.net626.co.jp/roten/20060719.jpg
( ・_ ;) ひでえ
脱衣場まで完全水没やんか!
これはこれでぜひ見てみたい。
かつて湯治の温泉として使用されていたということ。近くにたたら製鉄所があったそうだ。
脱衣場の物置は完全フリーオープンの棚であり、貴重品をチラチラ見ながら湯に浸かる。ふえ〜〜〜〜。
ダブル廃墟探索で取り憑いた怨念が散っていくようだ。
湯から上がったら旭川を散策。
せっかく汗を落としたので、再度汗をかかないよう静かに動いたりする。
あと、着替えを最小限しか持ってきておらず、せっかく汗を落としたのに、なぜか汗でびちょびちょになったシャツをもっぺん着る羽目になっている。きもち、日干しにして背中等を乾かしてから着用せり。
逆サイドから。
混浴なのだが、おっちゃんワールドが広がっている。
メンテナンスが行き届いていて、足場は裸足でも安全。岩も固定されている。
湯に浸かるとすぐのぼせるんで、こまめに出入りをして体温調節。
せっかくなので、ダムハンターとしてはもっと近づきたい。
もっと、
洪水調整と発電目的に1952年2月に着工、1955年3月に竣工。
堤頂長194.37m、堤高73.5m。
「ダムの約600m上流側には取水塔が設けられており、ここから取り入れられた貯水はダムの下流にある湯原第一発電所に送られ、最大出力26,600kWの発電を行っている。」(wiki)
なにせ、砂湯や釣り場、温泉街が直下にあり、旭川を枯らせるわけにはいかないので、観光放水を常時行って川の水をキープしている。
靴下まで履いてしまうと、もう水に浸かってジャブジャブ近接戦闘する気はなくなってしまった。
単焦点50mmではここが精一杯。他のレンズは車に置いてきた。
照り返す旭川の太陽。
藻がかなり生えていた。魚は目では見つけられなかった。
ゆらぐ緑色がふわふわ。
ゆったりとくつろぐことが出来た。
車を駆り、次はいよいよ米子へ入るべく、蒜山高原&大山を突破。