nekoSLASH_記録編(日常・登山)

『nekoSLASH』分家。日常、登山、廃墟、珍スポットの記録集。

【廃墟】2010.12/31_滋賀県廃村ツアー(3)美富士食堂(メガ盛り)

 【廃墟】2010.12/31_滋賀県廃村ツアー(3)美富士食堂(メガ盛り

鬱蒼とした廃集落を出て、大津市膳所へ。
情報によると、トンデモなウルトラボリュームの定食屋があるとか。

 

( ゚〜゚ ) ボリューム

 

いやな予感。。。

  

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うろ覚えだが、かつて、探偵ナイトスクープで、全てをメガ盛りにしてくる滋賀の定食屋が特集されていた気がした。そして見るからに大食漢である松村邦洋がひいひい言っていた…気がした。

 

更には私自身が、この夏、沖縄のとあるメガ盛り食堂でひどい目に遭ったこともある(カツ丼が大杉&油の質悪すぎでムカムカしてまるで食べられなかった)ため、車中で身構えていたのだ。


同行者のタクちゃん「マーさん!<span class="deco" style="font-weight:bold;">ハラ減ってますよね!</span>」(ニヤニヤ)


(/ _ \) 出たよ死亡フラグ

 


「美富士食堂」。


小唄氏&タクちゃんは過去に訪れたことがあるらしい。
たいてい、このくたびれた店構えで有名、客が昼間っから溢れているなどというところは、とんだ鬼畜生であることが容易に予想される。みんな鬼退治に来るが、鬼に打ち負かされて、それを逆に喜ぶようになるのだ。現代社会はマゾだ。

 

ガラガラッ。



( ゚〜゚ )”


店の前がすぐ車道なので、油断してたら出た瞬間つぶされるわけですね。
注意書きが連続してると悪霊退散みたいで物々しい。


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デター( >з<)” 


やっぱりかよ!


松村殺しのあの店か!
リアルタイムでTV見てたから覚えてます。


この店の立地条件が何気にかなり優れており、京阪の石山坂本線膳所本町駅のすぐ傍で、かつ、県立膳所高校のすぐ傍でもあります。
部活の学生など若い衆が安価とボリュームを求めて食いに来る環境下で、店側が彼らのためにボリュームをヒュージ化させていき、それが一線を超えて名物店舗となった事例は全国にあります。

 

うだうだ言っていても始まらないので席について
メニューを考え…


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お品書きと価格が普通すぎる。参考にならないという罠。
ボリューム不明。
かつ年末なのに冷やし系メニューもかかったままになっている。謎だ。


その時、後ろの席で


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( >_<) 今なにげにヤバいボリュームを見た。

 

人間の頭部ぐらいの何かが…


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店内はせわしなく何かと貼られている。
TV取材も度々受けてきたらしい。
名物は前代主人だとのこと。だが今はその息子さんとお母さんで切り盛りしているとか。



予約客が来るため、席を移動。
古風な店内いっぱいに、鎮魂の呪符のようにして色々貼られている。
目の焦点が定まらない。。

 

とりあえず無難そうなのを注文しました。

しかし美富士ルールというものがあり、
「一人何か一品」という鉄則には従わなければなりません。
量が多いからと、複数名で一品をシェアすることは許されない、修羅の国なのです。

 

気になるものを本棚に発見…



いとうたかお『カメラマン寸前』

 

( >_<) なにこれ。

 

知らんぞ!こんな作品!

 

読んでわかったこと:主人公はカメラマンなりそこないの「寸前」かと思いがちであるが、「寸前」という仇名のアウトローカメラマン(確か新聞社?アウトローすぎて首切り寸前のため)が特殊部隊さながらに活躍するというもの。


油などでぐっちゃぐちゃの表紙。
きめぇ。


内容が、


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<span class="deco" style="font-weight:bold;">「あのバカ、まったく……   死ね!」</span>


第1話ぐらいで上司から「死ね!」。
凄い漢です。
昭和の新聞社・出版社ってこんなもんだったんですかね。
例の美食家の息子さんとかも、たいがいひどいアウトローっぷりを東西新聞社で発揮していましたよね。


あっ。
焼きそばが来ました。


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\(^o^)/


死ね!と言わんばかりのヒュージヤキソバが来ました。
とにかく焼かないと先には進めないので焼きます。
わあい。  ←やけくそ

 

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ヒュージオコノミ。

 

タップリしてる。憎たらしいぐらいタップリしてる。
HP5ケタ確実。



親子丼。

\(\・∀・) タップリダヨ。

 

とりあえず「自分の担当に飽きたらチェンジできるよう」工夫して3品をチョイスした。これが正しかった。一人では全く太刀打ちできません。人間って同じものをずっと食べてたら飽きてイヤになるように出来ているんですね。神の仕業です。常に変化を求め、創意工夫を行うよう、我々の身体は仕組まれていたのです!さあ!神に祈りなさい!

 

へんなテンションになりましたが
まあそういうわけで、3人でトライアングルフォーメーションを組みながら
一生懸命やっつけましたとさ。

 

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レジ傍の招き猫がすごくいい顔をしていたので好きになりました。
ちなみにおかみさんに撮らせてくれと言ったら「こんな汚いばあちゃん撮っても仕方ないやろ(照)(笑)」で逃げられました。おうい。古風な乙女みたいですやん。

 

あ゛−。

なんとか完食したような記憶はあります。
丼物が意外とイケた。
うっぷ。

 


【天の声】ほらこの子も片足吹っ飛んで苦労してるのよ。だから、おなかいっぱい食べれて、幸せだと思わなきゃ。


ハイ。


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通りがかった古風な小豆屋の小豆が綺麗でした。
それだけです。

 

行き先を半ば失ってしまった我々。
しかし気になることがあった。

「例の観覧車は今もまだ撤去されていないらしい」
 …遠い小学生時代に仰ぎ見た、「琵琶湖タワー」へ車を向けてもらった。

 

 

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