nekoSLASH_記録編(日常・登山)

『nekoSLASH』分家。日常、登山、廃墟、珍スポットの記録集。

【登山】2012.7/15_西穂高岳(4)帰路、ロープウェイ

2012.7.15 【登山】西穂高岳(4)帰路、ロープウェイ

2泊3日で、西穂高岳を単体で遊びつくした感があります。
そろそろ帰ります。
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帰りのバスは新穂高ロープウェイ駅から、なんと11時半に出ます。
かなり早いので、ロープウェイの駅で土産物を漁ったり、途中の白樺平、鍋平で遊んでたら即座に詰みます。


飯を食って、テント片付けたら早くも9時。

 

駅へ向かう山道を猛進しましょう。
下りなので楽です。

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朝から西穂独標へ行ってきたことで、無駄にパワーが上がっており、木の根っこを見て悦ぶ。
何気ない、無名のものを撮ること、その存在を見つめることを
うにゃうにゃ。


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ぼっちゃんの頭
のようなキノコ。

 


食えるかどうか知らないけれど
こ可愛いキノコ。



かましいわ。


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高山市内はかなり普通に晴れているようなことを、天気情報では言うていたが、
山の上の方は、突き上げるように吹いてくる湿った空気の上昇気流のためか、ガスに封じ込められていた。

 

この三日間のうちでは、西穂高岳からの縦走はどっちみち、ガス妨害を避けられなかったのだなあ。詠嘆。


下山は楽だが、改めて、駅から山荘までの道の険しさを知る。
結構な数の登山者が列になって登ってくるが、皆、必至だ。
両手のストックで、ハアハアしながら、中高年の団体が波状攻撃。



西穂行軍部隊。
中高年の圧倒的な人数。すごい。
その情熱はどこから来るのか。さすがは日本を高度成長させた原動力。

 


西穂山荘直下の登りが一番きつい。すごい傾斜だった。
しばらくすると少しなだらかになる。
中には普段、登山やジョギングと明らかに縁のなさそうな人も混じっていて、半端なくしんどそうな顔をしていた。
チーン( ー_ー)凸



木々の背は高く、動くと暑い。
沢を調べてみたが、珍奇な動物は見つからず。


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9:56、登山道入り口まで戻ってきた。
タイム約1時間か。標準ぴったり。
師匠の荷物が鬼のように重いのでスピードが出ないが、10kgそこいらだったら駆け抜けて瞬殺だったはず。

 

ちなみにこれは、笠ヶ岳槍ヶ岳に最初に登り、開山を果たした偉い人の説明文。
超人の類です。
今では安全登山の祈願のシンボルに。


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偉い人、播隆上人(ばんりゅうしょうにん)。
頂上ではブロッケン現象に出くわし、仏の姿を雲の中に見たとか。


この人の偉業は、槍ヶ岳初登頂だけでなく、他の人たちが安全に登山できるよう危険個所に綱をわたし、山頂付近に鎖を設置したことだと言われています。
1828年に登頂・・・今から180年近くも過去に、そんな超人がいたとは。
合掌。。


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登山届を出した例の小屋。
安全に戻ってきたよーちくしょー。
本当は縦走で抜けるつもりだったから、こっちに帰ってくる気はなかったんだよーちくしょー。


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10:28
みやげものを少々買って、さて、二階建てロープウェイに乗りましょうか。
さらばだ西穂高岳・・・こんどは縦走でひいひい言わす。いわしたる。
くやしさを胸に〜( /・o ・)ノ

 

どうでもいいけどこの二階建てホームはやっぱりかっこいい。。


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駅ごとに、大きな絵がかけてある。
西穂高岳を描いたものだ。
無骨なコンクリートと鉄の手すりがいい味を醸す。


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ロープウェイ車窓より。
槍・穂高の峰々の南端だ。
地図上には割谷山(2224m)がどんじりにあり、少しだけ離れて焼岳(2444m、2455m)が現れる。
焼き岳はいまだに活動を続ける火山で、火山ガスにより火口付近は危険とされている。
ぜひ行きたい。。


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ガチ登山客はもっと早い便で下山しており、一般の観光者が主だった。


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ロープウェイ乗換え地点の白樺平駅、鍋平駅。
ほぼ隣接しているのに駅名が異なるのはややこしい・・・。


乗り継ぎの余裕がわずか15分ぐらいしかなくて、急いでわさびソフトクリームを食べた。

 


あれは・・・錫杖岳!!


森文太郎以外は全滅した、14マウンテン・K2東壁シミュレーショントレーニングにおいて、北アルプス全山縦走のラストを飾った、岩と氷の山。
文ちゃんはスイスイ登ってたけどな。
むりや。
こんなん。秘境やん。



10:58、第1ロープウェイに。
これでもう終わりだ。夏が終わる。
うそです。けどなんかそういう深い感傷に襲われる。


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そして新穂高温泉駅に到着。
飛騨牛のコロッケを食って、土産物を買っていたら、すぐバスの時間になった。


売店では船坂酒造の酒が特集されていた。
二本買って山荘で飲んだが、なかなかおいしかった。


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かくして我々の西穂高岳は終わった。
課題を多く残した山行でもあった。
雨天時の対応、装備と、濡れた岩場の急な下りをどうするかという技術的な問題。


今のままでは、西穂高岳山頂以北がとても厳しい。
心もとない・・・どうしたものか。

 

ていう旅でした。
( /・o ・)ヘイ。